教育目標・カリキュラム
教育目標・教育目標の考え方
教育目標
本校の教育が、日本国憲法・教育基本法および学校教育法などに一貫する民主主義の精神に基づいて行われることは言うまでもないが、特に本校の実態と地域社会の要請に留意して、次のような教育目標を定め、全校一致協力してその達成に努める。
1.自主的であること
青年は何よりも自己に与えられた使命を自覚し、自らの良心と知性に基づいて自主的に判断し、行動することが大切である。
そして大いに個性の伸張を図らねばならない。この点において、高等学校時代における進路指導は極めて重要である。
2.合理的であること
凡そ真理と学問を愛し、自然と社会を科学的・合理的に考察する態度を養うことは、日本の文化をより高く前進させるために必要である。
これは特に学習指導における目標になるべきである
3.積極的であること
いくら善と信じ益になると判断したことでも、実行しなければ何の役にも立たない。正しいことを敢然と実行し、しかも継続的に努力する積極的な意欲を高めたい。
特別活動における生徒指導においては、この点の配慮が肝要である。
4.協調的であること
知性を磨き、意欲を盛り上げ、身体を鍛えることが、およそ自己のみの生活向上を図るためであってはならない。
広く人類を愛し、社会と人間に対する深い理解と、おおらかな愛情を根底に持つべきである。それが他の人格と意見を尊重する寛容の精神と協調性になる。美しい友情と団結はここに芽生え、開花するのである。
教育課程
【新教育課程のポイント!】
数学Bを文系・理系を問わず普通科全員必修。国公立大学を目指すことができます。
古典基礎を理系全員必修に。理系の大学に進む場合、施設や研究の観点から、国公立は視野に入れておいたほうが良く、その際、共通テストで古典や漢文が必要となるためです。
2年の理系で化学を必修に。化学は理系学部のあらゆる分野に関連があり、基礎となるものです。そのため、3年で物理や生物を中心に学ぶ生徒にも必修としました。
3年で歴史または政治・経済の合計6単位(演習含む)のどちらかを選択するようにし、受験科目としてより深く学べるように設定しました。また2年次は、日本史か世界史の選択が3単位あります。2年間の9単位で、歴史を仕上げます。
【外国語コースでは】
外国語コースでは数学をじっくり学んでもらうために1年次で数学1を4単位に設定しました。数学に苦手意識を持つ生徒にも有効です。
外国語コースの英語コミュニケーション1を普通科から1単位増の4単位にし、1年次は英語合計週8時間学べます。
【注目!】
結果、旧教育課程との違いは、
・普通科はどのクラスにいても国公立を目指せるなどの幅広い選択が可能に。
・理科・社会は学びをさらに深められる。
・外国語コースでは、1年次に数学をじっくり学べるようにしています。
【普通科の特色】
将来の進路を展望し、4年制大学を中心とした、生徒の進路希望にそった実力養成を目指した教育課程を設置しています。
1年次は必修科目中心に、基礎学力の充実を図り、2年次では文系・理系にわかれてのカリキュラムとなり、3年次には幅広い自由選択科目を設けることで、進路希望にきめ細かな対応ができるようにしています。
国語科・英語科は、学習習慣を定着させるため、朝SHRで小テストを実施しています。また、各教科から課題がでたり、補習授業等も実施しています。全教科通じて、向上心、自立心、知識への探究心を強く持つ人間形成を目指しています。
【外国語コースの特色】
これからの国際化社会・情報化社会においては、情報を正確に把握し、自己の実現を自国語・外国語ではっきりと表現していく力が、ますます重視されます。外国語コースでは、早期にこの能力を伸ばすことによって、21世紀の国際人の育成を目指しています。1年次に週8時間、2年次に週10時間、3年時に週9時間の英語の授業を置き、授業内容も教材も豊富です。
【特進クラス】
カリキュラムの変更に伴い、特進クラスは設置していません。令和4年度からはどのクラスでも国公立大学や難関私立大学を目指せるようになりました。
第1志望の進路実現や自己実現を達成するための学習・教育活動を実施します。
【海外帰国生徒の受け入れ(引揚生徒対象)】
深川高校は、引揚生徒受け入れ校(都立高校)の中では最も早く、1986年度から受け入れを行っています。その教育は、外国と日本両方の文化を知る国際人の育成を目指しています。
(なお、対象は保護者が引揚者である生徒です。引揚者とは、終戦前から引き続き外国に居住していた方で、終戦後初めて永住の目的をもって帰国した方をいいます。)
外国語コースカリキュラム
基本科目・・・・・・・・・・普通科の生徒も履修する科目