学校からのメッセージ

ご挨拶

校長先生の写真
東京都立深川高等学校長
田中 春子

 都立深川高等学校は、令和6年度に創立100年目を迎えた歴史と伝統のある、地域に根差した全日制普通科の高等学校です。
 将来の予測が困難な時代においては、課題解決などを通じて、持続可能な社会を維持・発展させていくために、社会の変化に柔軟に対応する力とともに、未来を切り拓く力が必要です。本校では、「自主的であること、合理的であること、積極的であること、協調的であること」を教育目標とし、あらゆる教育活動を通じて失敗体験と成功体験を重ねることで、自己実現を図れる生徒、バランスの取れた人間性をそなえ、自ら考えて行動し、志を高くもって将来国際社会に貢献できる生徒を育成します。
 「文武両道」の精神のもと、学校の勉強に加え、部活動、学校行事、生徒会活動などが大変盛んです。誰も手を抜かず、何事にも精一杯挑戦していこうという雰囲気、校風とでもいうべきものが深川高校の伝統であり誇りでもあります。その努力は尊く、そこで掴んだ自信は更に高みを目指して挑戦しようと思えるでしょう。試行錯誤しながら、「やり抜く力」を身に付けていき、人間としての成長をサポートする学校です。部活動では、11年連続関東大会出場の女子剣道部をはじめ、文化・スポーツ等特別推薦を実施しているサッカー部、他の運動部、文化部においても、鍛錬に励んでいます。
 また、東京都教育委員会から「Tokyo Metropolitan Global Education Network School Premier 20」の指定を受け、グローバル人材の育成に向けた様々な取組を進め、国際理解教育にも力を入れています。例えば、オーストラリアで実施される海外語学研修や海外からの高校生の受入れなどを行うことで、異文化に触れるとともに、海外の同世代の生徒との意見交換などを通して、多様な考え方をもった他者と協働する力を身に付け、視野を世界へ広げるような取組を行っています。さらに、外国語科コースでは、通常の授業で、ハイレベルな英語の運用能力が身に付くだけでなく、英語合宿でその力を試したり、外部コンテストへ参加したりするなど自分の意見を発信する活動を積極的にしています。
 キャリア教育では、単に職業とは何かといったことではなく、社会の一員として使命感をもって貢献できる力、収集した情報を選択し、深く物事を探究して考えることのできる知力など、リーダーとなるべき資質を育成します。学習指導においても、生徒一人ひとりにきめ細やかな指導を行い、授業展開の工夫や改善等を通じて基礎学力の定着、学力向上に取り組み、希望する進路実現を目指します。
 本校でたくさんの仲間や先生と知り合い、切磋琢磨し合いながら自己を高め、将来の活躍の基礎を体得しましょう。皆さんの叶えたい夢や目標、やりたいと思うことに存分に挑戦できる学校です。そんな向上心あふれる中学生の皆さん、深川高校は全力を挙げて皆さん一人ひとりの成長を支援していきます。