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2025/11/28 その他
大学研究室訪問(早稲田大学)
令和7年11月17日 早稲田大学所沢キャンパスにある スポーツ科学学術院 林 直亨教授の研究室を訪れました。

林 直亨 教授は本校の卒業生でもあり、東京工業大学(現・東京科学大学)で教鞭をとられていらした時から、研究室訪問にはご協力頂いています。林先生には、早稲田大学に移られてからも3年連続で、研究室訪問をご快諾して頂いています。昨年度は主に15期生が訪問しましたが、今年は、18期生4名がお世話になりました。

早稲田大学所沢キャンパスは、東京ドーム8個分という広大な敷地で、イノシシも出るという自然豊かなキャンパスです。水泳でインターハイにも出場したという林先生は、フットワークも軽く、各研究棟だけでなく、食堂や図書館の中まで見せて頂きました。

林先生は、顔の皮膚の血流が運動習慣の有無や年齢等でどのように変化するのかについて研究されていて、最新の測定装置なども見せて頂きました。
また、先生のご研究内容だけでなく、所沢キャンパスで学べる、スポーツに関わる様々な研究についても教えて頂きました。スポーツ科学は隣接領域が広く、医学、工学、社会学、心理学、経済学、教育学など多様な学問と深く関わり合っていて、分野をまたいだ共同研究が有効なケースも多く、自然科学・人文科学・社会科学の各研究者が在籍する早稲田大学スポーツ科学
学術院の魅力についても語って頂きました。
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生徒の感想
・お話を伺った実験室には、先生が研究に使っている血流を見る機械や、負荷をかけた時の心拍数を測る機械等、様々な器具があった。印象的だったのは、大きなトレッドミルがあって、部屋の気温・湿度を調整できるようになっており、様々な環境でのスポーツを想定できて面白かった。
・自分が興味を持ったのは、スポーツでの身体の使い方の研究で、実際に人間が、あるスポーツをしている時に、PC上でシミュレーションして、フォームの改善や分析を行うものだ。具体例では、スキーのジャンプで離陸時・飛行中に、足を八の字に広げる方が記録が伸びると発見したことや、水泳で水をかく時の効率的な腕の使い方の研究などがある。
・スポーツ科学、と一概に言っても、身体構造のシミュレーションからエネルギーの測定まで幅広い分野があって興味深かった。
・スポーツ科学は、学際的な学問で、スポーツを自然科学や医学の視点からだけでなく、法律学や歴史学の観点からも学べると聞いて、幅広くて面白いと思った。
・早稲田の所沢キャンパスでは、トップアスリートと同じ環境でスポーツ出来るというのも、魅力的なところだと思った。

小石川11期生で早稲田大学4年生のO君、14期生で1年生のTさんも応対してくれました。