東京都立小石川中等教育学校

卒業生の声

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2期生S.K. 平成25年3月卒業

(進学先/慶應義塾大学法学部に入学。大学4年次に司法試験に合格し、法律事務所に勤務)

 在学当時、私は英語が最も得意な教科でしたが、3年時の海外語学研修で、英語で自分の意図や考えを正確に伝えることの難しさを痛感しました。その後はスピーキングやリスニングといった実践的な勉強にも積極的に取り組みました。小石川は海外語学研修以外にも様々な国際交流プログラムに参加する機会があったため、恵まれた環境でした。

 現在では、弁護士として企業の買収や合併等のM&Aを専門的に取り扱っています。仕事で海外の企業や弁護士とコミュニケーションをとる機会が数多くありますが、在学中に培った英語の基礎力があったからこそ、海外の依頼者に対して英語で法的なアドバイスを行うまで成長できたのだと思います。

5期生T.T. 平成28年3月卒業

(進学先/東京大学理学部に推薦入学。英国Oxford大学大学院在籍)

 小石川を卒業後、大学では物理学を専門的に学ぶとともに、フランス語の習得や国際交流に取り組みました。今は海外の大学院で「量子物質」を研究しています。電気抵抗がゼロの不思議な状態である超電導など、物質の中で起こる面白い現象を「量子力学」をもとに解明しようとするやりがいのある分野です。

 私は小石川で、日々の授業に懸命に取り組みながら多くのイベントに参加し、最後には国際物理オリンピックでのメダル獲得と1年間のアメリカ留学を成し遂げました。そこで育んだ物理学への強い興味と、世界中の人々と共同・競争したいという志は、今も人生を貫く軸となっています。今後も日々の研鑽を自信に変えて、自分の道を切り拓いていきます。

8期生S.H. 令和元年3月卒業

(進学先/米国Vassar大学)

 東京都教育委員会の留学プログラムへの参加をきっかけに海外大進学を志し、卒業後は柳井正財団の支援を得て米国ヴァッサー大学に進学しました。リベラルアーツ教育のもと、政治学を中心に幅広い学問を学んでいます。

 小石川には学生が学問や課外活動など自身の興味のあることに全力で取り組む文化、それを支えてもらえる環境があります。私も、同級生や先生方が応援してくれたことが一助となり、海外大進学という進路選択をすることができました。また、小石川の教養主義教育で幅広い教科科目を学んだことは、学際性を重視するヴァッサー大学での学び、特に物事の多角的・多層的なつながりを紐解く政治学の学びに大変役立っています。

9期生H.A. 令和2年3月卒業

(進学先/京都大学農学部)

 小石川での6年間を振り返って最も強く感じることは、様々な人がそれぞれの色を持ち、とても面白いということです。6年間同じメンバーで過ごすため、特定の人格と深く関わるという体験ができることに加え、海外語学研修などを通して言語の壁を越えて異なる価値観を有する人々とも交流できました。これらの体験を通し、自分の色を認識すると共に他者の色を尊重できるようになれたと思います。

 現在は、京都大学で食品を専門に研究しています。知り合いがほとんどいない見知らぬ土地での生活は、最初はとても不安でした。しかし、最近は徐々に友人も増え、興味のある分野の研究ができ、自分の色をしっかりと貫いて良かったと日々感じています。

10期生S.K. 令和3年3月卒業

(進学先/東京大学理科二類)

 私は小石川在学中、同級生4人でチームを組んでロボット製作に取り組み、5年生で出場したロボカップジュニア世界大会で第2位を獲得しました。日々の活動は実に地道なもので、理想とするものに少しでも近づけようと問題点を見つけてはアイデアを出し合い、設計や電子回路、プログラミングを改良していきました。こうした過程を経て、諦めずに解決策を模索する姿勢を身に付けられたと感じています。

 私はロボカップにのめりこむ中で、特に大切だと感じたのは個性豊かな仲間の存在です。それぞれが違った視点から意見し、違った方面で能力を発揮して互いの弱点を補うことで、チームとして満遍なく力を出せたのだと思います。一人一人が得意分野をさらに伸ばして個性を発揮できる、という自由な環境が整っている小石川だからこそ、私たちはロボット作りに没頭しここまでの貴重な経験をすることが出来たのだと思います。

SSHの取り組みを通して

6期生N.T. 平成29年3月卒業

(進学先/東京大学理科二類)

 私はオープンラボに参加し、ムラサキ染めの研究に継続的に取り組むことで科学研究の基礎的手法を学びました。高校生科学技術チャレンジへの出場、シンガポールでのプレゼンなどの活動を通して、自ら設定した問いについて研究する楽しさを実感しました。

7期生O.S. 平成30年3月卒業

(進学先/東京医科歯科大学医学部)

 実験重視の理科の授業や小石川フィロソフィーでの課題研究を通して、私は科学的思考力を楽しく伸ばせました。地学オリンピックや科学の甲子園に挑戦する際には、先生方のご支援を受け、充実した実験環境の下で十分に準備してから大会に臨むことができました。

8期生I.T. 令和元年3月卒業

(進学先/東京工業大学環境社会理工学院)

 私は、物理の気柱の振動に関する実験に継続的に取り組み、科学研究の手法や専門的な内容を学びました。日々の授業はもちろん、発表会への出場などを通じて貴重な体験を積むことができました。

9期生I.R. 令和2年3月卒業

(進学先/東京大学理科一類)

 化学などの理科の授業や小石川フィロソフィーの研究において、実際に実験で手を動かしながら学ぶことができたのは得難い経験だったと思います。また、科学の甲子園や研究内容の英語での発表を通して、自分で考えたことや身に付けたことを校外に発信する機会も多くありました。

10期生S.O. 令和3年3月卒業

(進学先/筑波大学生命環境学群)

 1年生から理科の実験や小石川フィロソフィを通して、実験・研究スキルや科学的思考の基礎が身に付きました。発表会や海外研修などSSH校としての行事では、校外で、時には国境をまたいで新たな視点を得ることができ、かけがえのない経験でした。