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2025/03/28 SSH
論理的思考力が高まる「グラフ文書」の可能性についての講義(フィロⅤ数学研究)
小石川フィロソフィーⅤ「数学研究」の時間に、理化学研究所革新知能統合研究センターの橋田浩一先生に来ていただき、2週連続でグラフ文書のご説明と、実際にアプリケーションPersonaryを使った授業をしていただきました。
グラフの形の文書を作ることにより批判的思考力 が高まることが知られていることから、実際にグラフを作る方法や共有して作業する方法を紹介頂きました。
以下生徒の感想の一部です。
- 貴重なお話をありがとうございました。AIを使うと頭が悪くなるという意見が多い中でAIが提案してきたものを吟味することで逆に頭が良くなるというお話は新しいもので面白かったです。AIを使う上では、自分でその情報は正しいか判断する、聞き方を工夫するなど、使用者本人の利用の仕方によってAIを活用して自分自身を向上させられるか堕落させられるかが左右されることが多いように感じます。AIをそのまま使うだけではグラフが完成しないという特性は、生徒が自ら考えざるを得ない状況を作りAIにすべてを任せることがないという点で教育現場で使うには利点が多いように思いました。
- この度は大変貴重なお話をしていただきありがとうございました。グラフ文書という新しいまとめ方を知り、出たアイデアをとりあえずどんどん書き込んでいってあとで関係付けることができるという点で画期的だと思いました。これからの時代しに必要なのは多面的で幅広い意見だと思います。この文書はそれを反映しやすい形のもので、これからの暮らしの形に合っていて、活かしやすいため、さらに使いやすいツールにしていってもらいたいと思います。改めて、この度はありがとうございました。