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東京都立小石川中等教育学校

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2024/01/11 その他

3学期始業式

3学期始業式結合

1月11日(木)、オンラインによる始業式を行いました。

校長先生からは、新年のあいさつとともに、能登半島大地震と飛行機事故の被災者に対するお悔やみの言葉を述べられた後、「21世紀を"人道支援の世紀"と呼べるか?」というテーマで次のような話がありました。

「19世紀は「帝国主義の世紀」「科学技術の世紀」、20世紀は「戦争の世紀」「資本主義と社会主義の対立の世紀」「人権の世紀」等、歴史の中で各世紀が異なる呼び名で呼ばれてきた。
現在の状況は、戦争や災害によって人間の尊厳が損なわれており、人道支援がますます必要とされている。
20世紀に比べて21世紀は、人道支援の組織が立ち上がり数は増えていると思われる。
色々な機関が様々な人道支援を行わなければならないということは、それだけ支援が必要な事案が増え、複雑化しているからだとも言える。
日本は1月1日から大きな地震に見舞われたが、世界中の様々な国や機関から支援があった。
今現在、世界のどこかで人間の尊厳を守るために、人道支援を行っている人たちが大勢いることが、様々な大きな困難を抱えて現代を生きる私たちにとって、人類の未来の光である。
今世紀も4分の1が過ぎようとしており、皆さんが生きる世紀がどういう時代になるか、どういう時代にしていかなければならないか、真剣に考える時期に来ている」

また、校長先生からは6年生の受験への応援のメッセージも述べられました。

 

生活指導主任からは、災害について、3学期の目標についての2点の話がありました。

災害については、次のような話でした。
「新年早々、能登半島の地震や飛行機事故があった。
学校では定期的に避難訓練などをしているが、例えば自分の住んでいる地域で地震が起こったときに、家族はどこに集まるのか決まっているだろうか。
その時になって、自分はどういうことができるかということを考えるきっかけにしてほしい」

また、3学期の目標については次のような話でした。
「3か月後に進級したり新しい進路を歩んだりしていることを考えて、自分にとって最高の姿を考えてほしい。
皆さんは最高の状態になる道のどこかにいる。
自分は今どこにいるのか、現在地点が見えて、ゴール地点も見えると、実際にどのくらい走らなければならないかが分かる。
最短距離を走り抜けてほしい。
新年は新たな目標を立てる時期で、自分の目的を達成するのにとても良いモチベーションになるので、心も体もよい成長をしてほしい」

 

終業式の後には表彰が行われました。

3学期始業式表彰 (55.1KB)