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2022/03/30 国際理解
3学年国内語学研修を実施しました
令和4年3月22日(火)から25日(金)にかけての4日間、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて3学年の国内語学研修が行われました。
1年次の末から始まったコロナ禍により、2年次の国内語学研修や3年次の海外語学研修が中止となり、悔しい思いをしてきた14期生にとって、待ちに待った初めての語学研修実施となりました。
「21世紀を生きるリーダーとして必要な諸問題について学び、その事柄についての自分の考えを英語で述べることができるようになる」「様々な国籍の留学生と学び、多様な文化や背景からなる様々な価値観に触れることで、自らの価値観を広げ、物事を多角的に考察する力を身に付ける」という目的を設定した、今回の国内語学研修。
30か国から40名の留学生を招き、1日目は、アイスブレイク、チームビルディング、自己紹介の後、留学生の国紹介、日本におけるカルチャーショック等について学びました。
2日目は、SDGs 4:教育、5:ジェンダー、7:クリーンエネルギー、13:気候変動等をテーマに留学生の国の社会問題について学び、グループディスカッションを通じてお互いの考えを深めました。
3日目は、前日に通訳案内士さんの講義でいただいたアドバイスをもとに、グループ毎に都内を巡り、留学生に対して英語で東京を案内しました。生徒もつかの間の遠足気分を楽しみました。
4日目は、これまで学び考えたことをもとに、留学生の国や社会状況を良くするために自分たちができることをまとめ、プレゼンしました。また生徒一人ひとりがこれからどのような将来を目指したいかを考え、そのために今から何ができるかをグループで発表しました。
4日間という短い期間でしたが、社会課題というテーマについて,英語で意見を聞き、考え、意見を述べるという時間は、オーストラリアの語学研修よりも濃い内容だったように思います。英語が得意な生徒はもちろん、英語が苦手で始まる前はあまり乗り気でなかった生徒も、途中から英語が口をついて出てくるようになり、日本人同士でも英会話を楽しんだり、プログラム最終日には泣いて留学生との別れを惜しむ姿も見られました。
この語学研修を通じて、英語が通じることの楽しさ、考えを伝えることの大切さ、英語を通して世界がこんなにも広がるんだということを生徒は実感してくれたと思います。この語学研修にとどまらず、これから先も英語をツールに世界を知り価値観を広げ、世界で活躍するリーダーを目指して伸びていってくれることを願っています。