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東京都立小石川中等教育学校

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2022/01/26 その他

第2回小石川セミナー「人道支援の最前線を知り、世界を見る目を鍛える」

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2021年12月23日(木)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の高嶋由美子先生をお招きし、「熱い心と冷たい頭をもて!~人道支援の最前線を知り、世界を見る目を鍛える~」と題し、第2回小石川セミナーを実施しました。

第2回小石川セミナーは、複雑な関係性が絡み合っている国際情勢を様々な角度から捉え、難民の方々の姿や高嶋先生の仕事への向き合い方から、生徒に発想力と創造力をもって困難や課題を乗り越える力をつけさせることを目的としています。

高嶋由美子先生から、“難民って誰だろう?“という主題を軸に、日本に生まれた意味、難民の定義や難民支援、出会ってきた難民の方々から学んだことなどをお話いただきました。

 

以下、生徒の感想です。

〇とても貴重なお話ありがとうございました。色々な国を回られていると聞き、本当に大変で、本当に素晴らしいお仕事をされているんだなと思いました。
私は今高3で、受験に向けて勉強しているのですが、やはり大学に行けるのは普通ではなく、私達は本当に恵まれているんだなと改めて思いました。日本に生まれた理由、私は大変な状況にある人々を救うためだと思います。豊かな国に生まれたものには、豊かな国で生まれたからこそできることがあると思うからです。
私も将来は高嶋さんのように人の役に立てる人間になりたいです。

 

〇この世界には格差があふれており、生まれた環境による格差を無くすのは、非常に難しいことだと思う。その中でもできることは、今回のセミナーのように、事実を認知させることだと思う。
実際、自分も知らないことは数多くあるのだが、「知らせる」ということから全体的な意識が変えられるのだと思う。自分が何をしたいかであったり、生きている意味というのは、まだ全然分かっていないものの、生きることに意味をつけるということの大切さを感じた。
このまま惰性で生きてしまえば、何となく大学に行き、職につきという風に一生を費やしてしまうことも十分あり得る。その一方で、生きることの意味や価値をについて考えることをやめなければ、意識を変えられるし、最終的に問いに対する答えを見つけられるかもしれない。本日はありがとうございました。