ニュース
2021/09/08 国際理解
LGBTQ+理解のための講演会を実施しました
国際部では、「目指そう、みんなの小石川~SOGIの観点から考える」をテーマに、性的指向や性自認にかかわらず、全員が快適な学校生活を送ることのできる小石川を一緒に目指すための勉強会・講演会を実施しました。
講演会1「多様な性」から考える過ごしやすい学校・社会
日時 7月10日(土)10:00~12:00
講師 早稲田大学GSセンター専門職員 渡邉歩様
内容 ジェンダーやセクシャリティに関する基礎知識や性的マイノリティの方のライフヒストリーをお聞きし、多様な性に関する理解を深めました。また、日本と他国の法制度等の比較から、日本に何が必要か、自分たちに何ができるかを考えました。
参加した生徒の感想
・自分の周りにも困っている人がいるかもしれないことに気づかされました。
・自分も当事者であり、「フツウの人」ではなく「異性愛のシスジェンダー」なのだと知り、今日参加してない人たちの意識も変えたいと思った。
・今回の講演会を通して、小さなアクションでも、少しずつ平等な社会につながっているということを知ったので、今後はしっかり向き合って変えていこうと思った。
講演会2 多様な性のあり方に学ぶ―多様な女性の視点から
日時 7月17日(土)12:30~14:30
講師 NPO法人レインボーコミュニティcoLLaboで活躍する5名の女性
内容 様々な世代、様々な地域・国出身の女性のライフヒストリーをお聞きし、「レズビアン」「バイセクシャル女性」というカテゴリーからだけでは見えてこない性的マイノリティ内の多様性について理解を深めました。
参加した生徒の感想
・世代によって、自らの性的指向を受け入れていく過程で、周りの環境から受ける影響が異なり、それによって苦しみが違うのだということが分かった。
・彼女たちの話にあったつらかったこと、ふっきれたことの1つ1つに深みがあり、だからこそ、ぼくは、これからみんなを助けたい、今を変えないといけないということを学んだ。
・自分が思っているよりマイノリティの人やそれを受け入れてくれる人はたくさんいるのかなと安心することができた。
講演会3 LGBTを読みとく 小石川セミナーとして全校生徒を対象に実施
日時 7月16日(金)
講師 早稲田大学文学学術院 森山至貴准教授
内容 基礎編では、性的指向・性自認という言葉を理解し、LGBTを含む多様な性について学びました。応用編では、カミングアウトとアウティング、「オネエキャラ」をどう考える?等の学校生活の場面で、基礎編で学んだ知識をどのように用いることができるのかを考えました。
参加した生徒の感想
・性的指向や性自認に想像以上の多様性があるということを知りました。自分はマジョリティ側だと思うが、他の性的指向・性自認があるということを認識することが必要だと思った。知らず知らずのうちに差別してしまうことがないように知識を身につけることの大切さを痛感しました。
・少ない知識で発言するのは、悪気はなくても人を傷つけてしまうことがあると思うので、どのようなところが差別につながるかを学んで、みんなを尊重して考えたり、意見したりしたいです。
・「SOGI」というみんなの多様性を認めるという考え方はすばらしいと思いました。