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2026/04/06 国際理解
第10回グローバルカフェを開催しました!
令和8年3月17日火曜日の放課後に、刀鍛冶で、公益財団法人 日本刀文化振興協会でも常任理事をされている宮入 小衛門行平 様を講師としてお呼びし、日本刀をテーマに、大会議室でグローバルカフェを行いました。開催にあたっては、本校卒業生の小堀様より、宮入様及び同財団の事務局長である高森様をご紹介いただき、開催に至りました。

宮入様からは、今日注目されている日本刀の文化的側面からお話しいただきました。日本刀と聞くと、イメージとして思い浮かび上がるのが「武器」という側面かもしれません。確かに、かつては武士の象徴として、武器として日本刀は認識されていましたが、昨今では、武器という側面から、芸術作品としての側面をもつようになり、世界でも高く評価されるようになりました。鍛冶職人として、このような芸術的な面について深くお話いただき、参加者にとっては新たな気づきとなりました。
講演では、実際に宮入様が制作された日本刀をもってきてくださり、展示していただきました。休憩時間では、参加者の多くが日本刀の周りに集まり、宮入さんのお話もお伺いしながら、実際に日本刀を眺めたり、触れたりする貴重な体験でした。

刀の歴史は古く、古来より、刀は製造されてきましたが、歴史の中で、日本刀と呼ばれるものは限定されています。特に、刃の部分が湾曲されているものを日本刀と呼び、形もまた時代とともに移り変わりました。このような歴史的側面にも触れつつ、鍛冶職人の後継者についてもご説明いただきました。職人と聞くと、かっこよさにひかれますが、現実は厳しく、なり手不足の問題や、鍛冶職人になるうえでの実技検査の合格率、合格後、鍛冶職人としての生活など、厳しい一面もあり、この貴重な伝統を維持するにあたって、どうしていくべきかを考えさせられるものとなりました。 最後に設けられた質問コーナーの時間では、アニメなどで描かれている日本刀に関する専門的なことまで、幅広い質問がありましたが、全てにお答えいただき、日本刀の新たな一面を学ぶ充実した時間となりました。コーディネーターである小堀様による、刀にまつわることわざや慣用句のミニクイズ大会も開催していただき、盛り上がりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
※講演後に、宮入様より玉鋼(たまはがね)をご寄贈いただきました。玉鋼は、日本刀の刃の部分に使われ、強度のある日本刀の刃を作るのにはかかせないものです。感謝申し上げます。