小石川セミナー「宇宙はたくさんあるのか！？」

７月17日(木)に、第１回小石川セミナーが行われました。

講師に、カリフォルニア大学バークレー校教授、バークレー理論物理学センター所長でおられる、

野村泰典（のむらやすのり）先生をお招きして、講演をしていただきました。

私たちの宇宙はどこから来て、どのような運命をたどるのか？宇宙の「外側」はどうなっているのか？

最新の理論物理学の発展は、このような問いに驚くべき答えを与えることが分かってきました。

写真１

野村先生は時間や距離について、わかりやすく具体的なものに例えて話をしてくださり、

光の速さが誰から見ても変わらないということはどういうことなのかを、生徒に問いかけながら説明してくれました。

また、理論物理学が発展するごとに、私たちの常識が覆されてきたことや、

我々の宇宙が実は大きな構造の内の１つにすぎないことを、図を用いて解説してくれました。

写真２

そして、野村先生の説明がわかりやすいのはもちろん、とても難しい内容でありながらも

生徒を笑わせながら講話をしてくださり、みんな一生懸命先生の話に聞き入っていました。

私たちが生きている地球というのは、いくつもの奇跡が重なってできているのだと知ることができました。

神様がそうしたから・・・と考えずに、なぜ？を突き詰めていく科学者たちの科学者たる所以に、生徒たちは感銘を受けました。