隅田川焼き絵付け体験研修
2022/01/07
令和3年12月25日(土)、第46回全国高等学校総合文化祭東京大会(とうきょう総文2022)で実施予定の東京の窯「隅田川焼き」に係わる研修会が、講師の長谷川 剛氏をお迎えして、都立富士高校で行われました。
始めに、交流の呈茶があり、その後講師の先生から隅田川焼きに関する歴史について説明を聞いて、抹茶碗または向付(むこうづけ、茶懐石のお造りや酢の物用の器)に、東京または所属高校をイメージした絵の絵付けを行いました。
本校の校章は、ムラサキ(紫草)の花をデザインしたものなので、生徒は紫草の花をアレンジしてデザイン画を作成し、それを鉛筆で素焼きされた茶碗に下書きします。下書きが完成したら、赤、黄、黒、青、水色、茶、緑、白など様々な色を塗り重ねていきます。焼成の際に鉛筆の下書きは消えるそうですが、塗りが濃いと焼成したときに器が割れやすくなるそうなので、濃くならないように気を付けて塗り重ねました。
また、本来の隅田川焼きは楽焼きといって、800~900度の低温で完成させる焼き物だそうですが、楽焼きとして有名な楽茶碗のように割れやすくなるそうなので、今回は1100度程度の本焼きで焼成されるそうです。
絵付けが終わった作品には、東京を象徴する題材として、東京タワーやスカイツリー、雷門、隅田川の花火、相撲、パンダ、都鳥などが描かれていました。
これらの作品は、令和4年8月に実施される「とうきょう総文2022」で使用します。