教育目標・カリキュラム

教育目標・教育目標の考え方

(1)学校の教育目標

「人格の完成を目指し、有為な社会人を育成する。」以下の資質を備えた生徒を育てる。

  • 自己の可能性を追求し続ける個性豊かな人間
  • 規範意識に富み、勇気を持って正しく行動できる人間
  • 地域に貢献する姿勢と行動力を身につけ、地域社会に調和し、思いやりの心を持つ人間
(2)学校の教育目標を達成するための基本方針
  • 生徒自身が自己の可能性を追求するために努力を惜しまず、知性や理性を身につけて、一人一人が自らの将来に明確な展望と高い志をもつ人材を育成する。
  • 教育活動全体の中で高い規範意識とコミュニケーション能力を身につけ、自己と他者を認め合い、尊重し合うことを通じて、社会の一員としての自覚をもち、正しく行動できる人材を育成する。
  • 生徒・保護者、都民の要望を踏まえた教育活動を実践するとともに、生徒自身が高校生として果たすべき役割を意識し、地域や社会に貢献しようとする姿勢と行動力を身につけ、都立高等学校として地域の期待に応える人材を育成する。

指導の重点

(1)各教科・科目の指導

「人格の完成を目指し、有為な社会人を育成する。」以下の資質を備えた生徒を育てる。

  • 都立高校学力スタンダードに基づき、授業と家庭学習を大切にすることによって、基礎的・基本的な学力の定着を強化し、発展・応用への基盤を固める。
  • 授業力向上に資するため、主体的・対話的で深い学びに関する校内研修を実施し、学校全体で生徒の学力向上を図るための授業の工夫及び改善を推進する。
  • 長期休業中及び土曜日に集中的に補習や講習を実施する。
  • 各教科の授業の中で発表学習やプレゼンテーションを行うなどの工夫をし、日本語の正しい使い方や表現など言語活動充実への取組を進める。
  • 奉仕体験活動や自主的ボランティアを地域団体と協力して行い、地域の環境保全に貢献する。また、継続的な地域との交流を図り、地域との連帯感を培うとともに「思いやりの心」を育てる。
  • 公民や地歴科の授業を中心に、他教科でも、民主主義の在り方や歴史について、生徒の興味や関心を引き出し、主権者教育の推進を図る。
  • オリンピック・パラリンピック教育を推進し、保健体育科での指導をはじめ、関連教科を通じて東京2020大会に向けて、理念を学び、スポーツや国際理解への興味・関心を高めるとともに、2020大会以降のレガシーとなる取組を学校全体で工夫する。また、オリンピック・パラリンピック教育として、校内外においてスポーツに親しむ機会を通じて、基礎体力及び応用体力の向上を目指すとともに、「する」「観る」「支える」ことの重要性を体感させ、生徒の潜在的能力を引き出す指導を行う。
(2)特別活動の指導
  • 学習指導要領に則りホームルームや学校行事などに積極的に参加させることで、集団行動のルールとマナーを自覚させ、社会性を育成する。
  • 部活動を活性化させ、異年齢及び同年齢において切磋琢磨し合う人間関係を築き、社会性や協調性の育成を図る。
  • 言語能力の向上を目指し、ホームルーム活動の充実を図り、ホームルーム等で生徒が積極的に発言するよう指導する。
  • 防災教育充実のために、年間を通じて宿泊防災訓練、避難訓練、防災講話等を計画的に実施し、防災活動委員を中心とした生徒の防災意識を高める。
  • 夏季休業中の読書週間等による読書活動の推進と充実を図る。
  • 人間としての在り方や生き方に関する教育や、自殺防止を含めた心の健康教育を、保健の授業やホームルーム活動などを中心に展開し、学校の教育活動全体を通じて道徳教育の充実を図る。
(3)生活指導
  • 「都立高校生活指導指針」に基づく指導の充実を図り、生徒に集団生活の意義を自覚させ、社会人としての基本的なルールやマナーを身につけさせる。
  • 規則正しい生活習慣を形成するように指導し、特に、遅刻指導は通年で段階的な指導を実施し、遅刻総数の減少を目指す。
  • 携帯電話等の使用については、マナーとリテラシーの指導を強化する。直接的なコミュニケーションの方法を会得させ、自己表現能力の伸長を図る。
  • 家庭と連携して規範意識の醸成に取り組み、特別指導の未然防止に努める。また、頭髪や身だしなみ指導を通して、自律心の育成に力を注ぎ、高校生としての自覚を高める。
  • セーフティ教室として、薬物乱用防止教室や自転車事故防止教室を実施する。
  • 校内研修及び日常的な確認等により、学校全体で体罰の根絶、いじめの未然防止や早期発見、早期対応を徹底する。いじめが発生した際には、いじめ防止対策委員会を核として、全教職員が連携して学校全体で対処する。生命及び人権尊重の教育、安全教育の推進と生徒の健全育成を促進し、豊かな心の育成に努める。
(4)進路指導
  • 本校の教育目標の達成を踏まえ、全教員が、生徒の実態に即した進路指導力を身につけ、生徒と保護者にとって満足度の高い進路目標の実現を図る。
  • 3年間の系統的な進路指導計画におけるキャリア教育を推進し、組織的な指導を行う。
  • 計画的な進路行事を効率的に運営し、生徒一人一人が自己実現できるよう事前及び事後指導を工夫する。
(5)総合的な探究の時間・総合的な学習の時間
  • 1学年は、教科「人間と社会」に関する基本的な姿勢等を育成するために、講義において社会への視野を広げさせるとともに、地域と密着した多様な奉仕及び社会体験により奉仕や社会に対する理解を深める。学校行事や体験活動への積極的な参加及び参加報告レポートにより、個別の評価を重視する。地域の関係団体や施設等と連携し、ボランティア活動や奉仕体験活動に積極的に参加させ、自ら進んで社会貢献する態度を育てる。
  • 2学年は、探究の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を育成する。
  • 3学年は、1学年の奉仕学習を基盤とし、多様な進路行事や指導形式を設定し、生徒一人一人の進路実現を目指すと同時に、生涯教育への展望を獲得させる。
  • 自己の在り方や生き方について深く真剣に考え、適切な進路を選択することを通して、思考力、判断力を育成する。
  • 友人と協力したりリーダーシップを発揮したりしながら、共同で調査研究をすすめることを通して、学びに向かう力、人間力等を育成する。
  • 規範意識を持ち自分の行動に責任を持つことを前提に、社会の中で協働・共生することの意義を理解し、他者に対して思いやりに基づく行動のできる態度を育成する。
  • 自ら課題を設定して学習し、それを発表することを通して、幅広く知識・技能及び表現力を身につける。

教育目標達成のための特色ある教育活動等

(1)教育目標達成のための特色ある教育活動
  • 「思考」「理解」「納得」の段階を踏まえた授業の工夫を行い、内容の定着と発展を図る。
  • 各種地域連絡会や地域行事等への参加、高大連携、地域の教育力の導入等を積極的に進め、地元及び都民に開かれた学校づくりを行うことで地域と一体化した教育活動を行える学校として、生徒を多面的に指導する。
  • 健全育成指導として、安全教育、健康教育、食育の観点から年間3回以上の講演会を実施し、保護者への啓発も行い、家庭と連携して生徒の健全育成を図る。
  • 通年の授業公開を前提に、学期に1回以上の授業公開日を設定する。
  • カウンセリングマインドとホスピタリティに基づく生徒指導を心がけ、スクールカウンセラーを活用した教育相談体制のもと、自殺防止を含めた心の健康教育を推進する。
(2)学校週5日制への対応
  • 授業時間の確保とともに基礎・基本の重視、指導内容の精選を一層推進する。また、教職員は指導力の向上を目指し、各種研修会等に参加し、研鑽に励む。
  • 部活動を通した健全育成及び地域の教育力を活用し、地域との連携によるボランティア活動を活性化させる。

グランドデザイン

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