校章

東京都立墨田工科高等学校 定時制

教育目標・カリキュラム

教育目標・教育目標の考え方

【教育目標】

(1)学校の教育目標
  • ◎ 高等学校学習指導要領に示された教育課程に則り、機械コース、電気コース、建築・大工コース、自動車コースにおける学力と技術を取得させる。
  • ◎ 工業の実践的な技術者・技能者として規範意識や倫理観の育成を図り、工業と社会の発展に寄与する人間を育てる。
  • ◎ 生徒一人ひとりの豊かな個性と創造力・判断力を伸ばす教育を通して、生徒を社会に貢献しようとする人間に育てるとともに、豊かな情操と道徳心を培い、人権尊重の精神を養わせ、国際社会に生きる日本人を育てる。
(2)学校の教育目標を達成するための基本方針
  • 生徒一人ひとりの学力や個性を把握し、学習面や生活面などできめ細かな指導を通して、個々の可能性の伸長を図る。
  • 東京都教育ビジョンが目指す、生涯学習社会の一翼を担う人間を育てる。
  • 「キャリア教育」を推進しその充実を図るとともに、「ものづくりを通して人をつくる」教育を進める。
  • 「学ぼう技術、鍛えよう力」をスローガンに、外部評価の活用を図り、地域に「開かれた学校」づくりを強力に推進し、互いの教育力を取り込みながら知・徳・体の調和のとれた日本人を育てる。

※上記の教育目標達成のため、以下の点に配慮した教育課程を編成する。

  • ① 授業時数・授業内容など、教育課程の適正な運用を図り、生徒一人ひとりの基礎学力の定着に向けて 十分な時間を確保する。
  • ② 「生徒による授業評価」により、教師一人ひとりが授業力を高め、生徒の学力向上につなげる。
  • ③ 工業科目における生徒一人ひとりの能力を高め、伝統と文化を尊重し、技術はもとより人間性にも優れる技術者を育成する。
  • ④ 資格取得・検定試験合格に重点を置き、実社会に即戦力となる人間を育成する。 また、資格取得・検定試験合格を目標とさせることにより、生徒一人ひとりのやりがいと生きがいの心を育てる。
  • ⑤ 大学進学に対応できる、学習指導や進路指導の充実を図る。
  • ⑥ 学校設定教科・科目「奉仕」を設置し、奉仕活動の理念と意義を理解させ、奉仕に関する基礎的な知識を習得させるとともに、社会貢献を適切に行う能力と態度を育成する。

【指導の重点】

(1)各教科・科目の指導
教育課程に則り、教科以外の教育活動との関連にも留意し、生徒による授業評価、各教科による学力調査等を活用し、生徒一人ひとりの能力や適性を確実に把握して、個性の最大限の伸長を図る。ICT機器を活用した授業を行い、生徒の基礎学力の定着、「学力の向上」を図る。
  • ① ★生徒の基礎学力の向上を図る指導 国語:読書活動や文章能力検定合格を目指すことにより、「言語活動」の充実と国語力の向上を目指す。数学:工業科と連携し、基礎学力の向上を図りながら資格取得を目指す。 英語:言語活動の充実を図ると共に、英語検定合格を目指す。
  • ② 社会人として、また技術者として資質を育てる指導。
  • ③ 体力テストを利用して、各自の体力を分析し「体力向上」に向け部活動や学校行事を充実させる。
  • ④ 年4回の避難訓練と救命救急訓練を通じて、「防災教育」を継続的に行う。
  • ⑤ LHRや始業式・終業式などを通じて、社会のルールや規範意識を定着させ「道徳教育」を進める。
  • ⑥ 6月の読書月間、夏季休業期間中の読書月間及び図書館利用拡大を図りながら「読書活動」を推進する。
(2)特別活動の指導
  • ① 生徒が充実した学校生活を送れるよう、ホームルーム活動・生徒会活動の活性化を目指す。
  • ② 機械、電気、建築・大工、自動車いずれかの専門家を招き、講演会を年2回以上実施する。
  • ③ 部活動を奨励し、4月当初の加入率70%以上を目指す。
(3) 生活指導
生徒一人ひとりの人権尊重の意識や実社会における規範意識および社会貢献の心を育てるため道徳教育の充実を図るとともに、自らの健康の保持増進・体力の向上に努め、充実した学校生活が送れるよう指導と支援を行う。
  • ① 交通安全、犯罪被害防止、セーフティ教室、薬物乱用防止教室、情報モラル教室を年2回以上実施する。
  • ② 1年生の中途退学者を14%以下にする。そのために、個人面談を年3回以上実施する。
  • ③ 全学年、保護者会を年3回毎学期ごとに開催する。
  • ④ 各教科担当、保健室、スクールカウンセラー、学級担任の連携を深め、教育相談活動を充実させる。
  • ⑤ 生命尊重の視点に立ち、いじめを許さない校内体制の確立を図り指導を充実させる。
(4) 進路指導
ホームルーム担任、教科担任が綿密に連携をとりあいながら、生徒の資質・能力、適性を確実に把握し、生徒一人ひとりに相応しい進路の実現を図るための指導と支援を行う。
  • ① ★進路決定率100%を目標とする。
  • ② 上級学校の進学者の指導、補習の充実を図る。
  • ③ ★3年生全員による2日間以上のインターンシップを実施する。
  • ④ ジョブサポーター、中小企業振興公社と協力して「キャリア教育」の充実を図り、進路未決定者を出さない指導を行う。
(5)総合的な学習の時間
平成16年度より課題研究に代替した。機械コース、電気コース、建築・大工コース、自動車コースにおいて、専門性をより深化させるための指導を行う。

【教育目標達成のための特色ある教育活動等】

(1) 教育目標達成のための特色ある教育活動
  • ① 生徒一人ひとりの実態を確実に把握し、個々へのきめ細かな指導を心がけ学習意欲の喚起と個性の伸長を図る。
  • ② 資格取得、検定試験の合格を目指させることにより、生徒一人ひとりのやる気と生きがいを育てる。
  • ③ 学校・家庭・地域社会が三位一体となり、三者面談、PTA懇談会を実施することにより、生徒一人ひとりが充実した学校生活を送れるように支援をしていく。
(2) 学校週5日制への対応
  • ① 放課後等における普通教科や工業科目の補講・補習の実施により、学習の遅れがちな生徒の支援を行う。
  • ② 長期休業中の講習の開講により、上級学校進学や各種資格取得・検定試験合格を目指す。
  • ③ 休日を利用し、各種講習会に積極的に参加して各種資格取得を目指す。
  • ④ インターンシップの導入により、望ましい勤労観や職業観を育て、心技ともに優れた技術者を育てる。

令和5年度都立墨田工科高校(定時制課程)における教科指導の重点