校章

東京都立富士高等学校附属中学校

令和4年度のSSH事業

2022/07/01

令和4年度のSSH事業についてまとめた特設ページです。

富士のSSH事業の概要が知りたい場合はこちらをご覧ください。 SSH概念図 SSH紹介 SSH動画

 

全校生徒が「理数探究」で

6年間を貫く課題研究「富士未来学」に挑戦する

中高一貫理数教育カリキュラムの開発と評価

研究開発課題名

 富士のSSH事業は、研究開発課題を『全校生徒が「理数探究」で6年間を貫く課題研究「富士未来学」に挑戦する中高一貫理数教育カリキュラムの開発と評価』として令和3年度から5年間の指定を受けました。以下の仮説を検証するために事業ⅠからⅣを研究開発します。

研究開発の仮説:全校生徒が6年間を貫く課題研究「富士未来学」を中心とした中高一貫理数教育カリキュラム及び、最先端の科学技術を学ぶ「富士SSチャレンジプログラム」を全職員体制で実践することによって、生徒の「挑戦力」「理数的発見力」「理数的解決力」を育成でき、新たな価値を創造する科学的グローバルイノベーターである「富士山型探究者」を輩出できる。

挑戦力

  1. 「(試行錯誤)解決策が見いだされていない未知の課題に対して解決方法を吟味して、前向きに何度でも粘り強くやり直そうとする力」

  2. 「(自己改善)粘り強く試行錯誤する中で、失敗から改善策を考え、より良い方法で実践するための自己調整をしようとする力」

  3. 「(価値創造)課題の発見、課題の解決、自己調整を繰り返す中で、既存の価値に代わる新たな価値創出の可能性を見いだし、新たな価値を創造し続けようとする力」

理数的発見力

  1. 「(調査比較)挑戦力を働かせて、知的好奇心に基づいて調査し、これまでの経験や知識とも照らし合わせながら、疑問をもったことから課題を見いだす力」

  2. 「(課題判断)発見した課題に対して、科学的に解決できる課題であることを理科や数学の見方・考え方を働かせて判断する力」

  3. 「(仮説説明)発見した課題から仮説を設定し、科学的に検証できることを説明する力」

理数的解決力

  1. 「(計画実践)挑戦力を働かせて、設定した仮説を検証するための計画を立案し、計画を見直しながら実践する力」

  2. 「(分析解析)多面的にデータを収集し、信頼性のある適切なデータを抽出し、検定等の統計的な手法を用いて分析し、解析する力」

  3. 「(結論伝達)データの解析から、数値に基づいた根拠を裏付けにして解釈し、自ら考えた結論を他の人が納得するように説明する力」

 

事業Ⅰ 富士未来学(拓く)

富士未来学(拓く)

 6年間を貫く課題研究「富士未来学」を中心とした中高一貫理数教育カリキュラムを研究開発します。全校生徒がそれぞれの学年で課題研究に取り組み、年2回の探究発表会でポスターセッションに挑戦します。各学年に課題研究に必要な資質・能力を強化するための講座を設定し、独自テキスト(下のリンクから抜粋版を見ていただくことができます)で授業をしています。詳しくは、課題研究「富士未来学」の6年間の指導計画をご覧ください。

 数学は統計を重視した授業、理科は高大連携授業を実践しています。さらに、課題研究「富士未来学」と各教科を関連させながら授業をすることで、資質・能力の向上を図っています。各講座の取組の様子は毎月発行している富士SSH通信に掲載しています。

 

富士未来学テキスト 富士未来学 富士未来学Ⅰ 富士未来学Ⅱ 富士未来学Ⅲ 富士未来学Ⅳ 富士未来学Ⅴ 富士未来学Ⅵ

富士SSH通信 第12号 第13号 第14号 第15号 第16号 第17号 第18号 第19号 第20号 第21号 第22号

令和3年度のSSH通信(第1号から第11号)はこちら

高大連携授業 物理(4月23日) 物理(9月22日) 化学(9月21日) 生物(3月7日)

 

事業Ⅱ 富士SSチャレンジプログラム(尖る)

富士SSチャレンジプログラム(尖る)

 課題研究に必要な資質・能力をさらに伸ばす事業を研究開発します。最先端の科学技術を学ぶ理数事業として、理数セミナーやサイエンスアカデミーキャンプでは、大学や企業、研究所から講師を招請して、最先端の科学技術についての講演をしていただいています。

 

最先端の科学技術を学ぶ理数事業

理数セミナー 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回

放課後理数教室 11月

サイエンスアカデミーキャンプ 11月

東京大学訪問 11月出前授業 12月訪問

グローバルな科学技術を学ぶ理数事業

FGG(Fuji Global Gateway) 年間を通して実施

海外探究研修 未定

理数ファウンデーション研修 8月

シリコンバレー研修 3月

英語合宿 11月

 

事業Ⅲ 全富士体制(育てる)

全富士体制(育てる)

 事業Ⅰと事業Ⅱを推進するための体制を研究開発します。中学3学年では、ゼミ体制で課題研究の指導をします。高校1学年と高校2学年では、ラボ体制で課題研究の指導をします。異学年交流による自己調整をとおして、課題研究の質の向上を図ります。年3回の授業力向上研修や毎月1回の富士未来学研修により、教員の指導力向上を図ります。また、富士未来学の授業の前には、富士未来学推進委員会を開催し、テキストの読み合わせを行っています。

 

ゼミ・ラボ体制 ゼミ体制(中学3学年) ラボ体制(高校1・2学年)

授業力向上研修 第1回 第2回 第3回

富士未来学研修 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回

富士未来学推進委員会 ※2月末時点で41回開催しました。

 

事業Ⅳ 評価(検証する)

評価(検証する)

 事業Ⅰから事業Ⅲ、事業全体を評価する方法を、IR評価委員会を中心に研究開発します。毎年、スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書に、各事業の検証結果をまとめます。令和4年度は、令和3年度のスーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告を基に改善しながら事業を推進しています。

 

IR評価委員会 ※2月末時点で16回開催しました。

ルーブリック 論文用 ポスター用 ※高校2学年で使用しているルーブリックです。毎年改善します。

スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書(昨年度版)

令和3年度の実績を踏まえ、改善しながら進めています。

令和3年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約) (4.1MB)

令和3年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題 (4MB)

担当者から (1.1MB)