東京都立富士高等学校附属中学校

学校からのメッセージ

学校名プレートの写真

校長あいさつ

統括校長 勝嶋 憲子

新型コロナウイルス感染症対策における東京都の「まん延防止等重点措置」の期間中及び、現在におきましても、生徒、そして保護者の皆様に御協力をいただいております。本当にありがとうございます。また、医療従事者の方々が、最前線で取り組まれていることに改めて敬意を表します。

さて、本校は、大正九年(1920年)に東京府立第五高等女学校として開校し、平成22年度には中高一貫教育校となりました。本年度(令和4年度)、創立102年目となり、新たな2世紀を歩み出しています。本校は、【自主自律】【文武両道】の精神の下、「知性を高め、教養を深める」「品性を養い、感性を磨く」 「自ら判断し挑戦する精神を高める」の3つの柱を目標として歩みを重ねてきました。 創立以来、地域に愛され、文化と伝統が脈々と息づく進学校です。

富士高等学校、富士高等学校附属中学校では、確かな学力を身に付けさせるとともに、科学技術が進展する社会において、必要とされる論理的思考力や批判的思考力等を育成して、新たな価値を創出する探究的な学習に重点を置き、その中核にSTEM人材育成の考えを取り入れたSTREAMS教育(富士未来学)を位置付け、中高6年間を一気通貫した教育を全職員体制で実施しています。
令和3年度、富士の理数教育の実績が高く評価され、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の認定を受けました。都立高校普通科において、スーパーサイエンスハイスクールの認定を受けているのは、日比谷高校、戸山高校、立川高校、小石川中等教育学校、富士高校の5校です。今後4年間、スーパーサイエンスハイスクールとして、世界最先端の理数教育を学ぶことができる学校です。
さらに、本校の取組や実績が東京都教育委員会から高く評価され、「Global Education Network 20」 「Sport-Science Promotion Club」 「文化部推進校」の指定も受け、富士の教育プログラムを展開しています。

また、グローバルイノベーターの育成を実践している本校では、イギリス国立4大学、アイルランド国立大学、アメリカの私立大学の海外6大学と指定校協定を締結しており、昨年度からは、高校2年終了後に試験を受けて合格した後、高校3年5月から週末等を利用したファウンデーションコース(オンライン授業)を受講(認定5大学)できるようになりました。高校3年1月頃には渡英し、9月から学部生として通常より1年早く入学できます。そして、3年後には大学を卒業し、学位を取得します。
このように、難関国公立大学をはじめとする国内の国公立・私立大学だけではなく、海外大学への進学の道も拓いています。そして、イギリスやオーストラリア、シリコンバレー研修等海外の短期留学研修も充実していますが、今後はシリコンバレーでのインターンシップ研修の実施も視野に交渉しています。世界に興味のある小学生は、本校への入学を是非、考えてみてください。

富士の同窓会である「若竹会」の皆様は、社会で御活躍されている方も多く、また、富士の教職員は、自己の授業力の向上に努め、日々の生徒の成長を支援しています。「若竹会」と教職員は、富士ブランドと言っても過言ではありません。伝統を受け継ぎながらも、著しい科学技術革新の起こる社会にあって、一歩先行く新たな富士を創造してまいります。
小学生の皆さん、富士には、自らの可能性を最大限に発揮し、学校生活を充実させる環境が整っています。恵まれた富士の環境の中で、熱意ある先生の指導、高め合える多くの仲間とともにその先の自分を磨いてみましょう。