校長挨拶

令和7年4月1日付で、東京都立富士高等学校学校長・東京都立富士高等学校附属中学校長に補せられました 宮嶋 淳一(みやじま じゅんいち)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
今年度は、高等学校への新入生157名、中学校への新入生160名を迎えました。全校生徒が初めて一堂に会した対面式では、新入生が、先輩からの学校行事や部活動などについての説明をワクワクした表情で聞き入っていました。上級生が新入生を優しく迎える姿が印象的で、生徒たちの明るく温かい雰囲気が会場に満ちていました。
さて、本校の歴史を辿ると、今から105年前の大正9(1920)年に東京府立第五高等女学校として開校し、昭和25年に都立富士高等学校と改称されました。そして、平成22年に都立富士高等学校附属中学校が開校して中高一貫教育校となりました。 本校では、「教養、調和、挑戦」を目標とし、自主自律、文武両道の精神の下、新しい価値観と既存の価値観を調和させ、社会の課題を解決するために自己の限界に挑戦できる人間の育成を図っております。
富士の特色である「富士未来学」では、中学1年生から高校3年生に渡って系統的に探究活動を行っていきます。令和3年度から5年間の指定を受けている文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として、科学技術が進展する社会において必要とされる理数的課題発見力・解決力を育てます。また、東京都教育委員会「Tokyo Metropolitan Global Education Network School Premier 20(GE-NET 20)」として、英語によるコミュニケーション能力の育成に加え、海外修学旅行や海外研修旅行、イギリス、アイルランド、アメリカの海外6大学との指定校協定の締結等により、国際交流を推進するとともに、海外の大学への進学を支援しています。
今後とも、富士の伝統と中高一貫教育校の教育課程の強みを生かし、生徒が一層生き生きと主体的に活動できる学校を創ってまいります。
令和7年4月