教育目標・カリキュラム
スクールミッション
社会の変化に主体的に対応し、社会や世界と関わり、生涯に渡って豊かに生きる力の育成を教育目標とし、総合学科の特色を生かした多様な選択科目の設置や体系的なキャリア教育を通じて、グローバルな視野で将来に渡って目標を追究し、その実現に向けて努力を続ける生徒を育成します。
スクールポリシー
(1)グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力に関する方針)
- 基本的生活習慣の確立はもとより、ノーチャイム・ノー放送で自己管理能力を身につけさせます。
挨拶、ルール、モラル、マナー、エチケット等の指導を徹底し、規律向上の精神を育てます。 - 社会で生きて働く知識と、変化に応じて主体的に活用できる技能を育成します。
- 主体的な学習に取り組み、生涯に渡って学び続ける態度を育成します。
- 多角的に物事を考え、他者と協働しながら問題発見・解決を行うとともに、自身の意見をまとめ上げ、表現・発信する力を育成します。
- よりよい社会や人生の実現のために、学んだことを生かしながら多様な人々と協働して新たな価値を創造していく態度を育成します。
(2)カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)
- 総合学科高校必履修科目の「産業社会と人間」を設置するとともに、大胆な科目選択制の教育課程を編成しています。
- 主体的・対話的で深い学びを通して生きる力を育むとともに、「課題研究」等の探究的な学習活動を通じて生涯に渡り学び続ける態度を身に着けます。
- 教科・科目を4つの系列に分類し、それぞれの系列に対応した必履修科目、総合選択科目、自由選択科目を体系的に編成し、講義、実験、実習等を組み合わせた調和のとれた学園生活を実践します。
(3)アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れに関する方針【期待する生徒の姿】)
本校では、総合学科高校としての特性を十分に生かしながら多様で幅広く設定した選択科目を生徒が主体的に選択し学習します。また、キャリア教育をはじめとした学習活動全般を通じて、将来の進むべき道について真剣に考え、行動できる人材の区政を目指します。自身の可能性を伸ばし将来を切り拓いていこうとする意欲のある生徒の入学を期待しています。とりわけ、下記の特徴を有する生徒の入学を求めています。
- 学習面において得意な教科があり、一層の伸長を図るとともに、その他の教科についても一生懸命努力していく生徒。
- 生徒会活動・委員会活動・部活動・学校行事等で積極的に活動してきた実績があり、本校入学後もその実績を伸ばそうとする生徒。
- 中学校において服装や生活態度等のルールやマナーがしっかりと守れていた生徒。
- 地域活動や日本の伝統・文化に興味・関心を持ち、積極的に参加し活動する生徒。
- 人間性豊かで他の人を思いやる心があり、良好な人間関係を築いていける生徒。
指導の重点
(1)各教・科目の指導
- 1年次生においては、必履修科目の確実な指導を行う。同時に総合学科の理念を生かし、教科「産業社会と人間」・「課題研究」の内容の充実により、生徒の主体的な科目選択と進路実現への意識向上を目指す。
- 各系列の科目に体験的な学習を設けることで、多様な生徒の可能性を伸ばす。
- 生徒の実態に即した教材開発や能力・適性に配慮した指導計画を作成、授業時間数を確保し習熟度別指導(数学・英語)や少人数指導(情報・家庭・体育)などにより、基礎学力の向上と体力の向上を図る。特に国語、数学、英語、地歴公民、理科は、スタディサプリを活用し、計画的に学力向上を図る。また、生徒による授業評価を生かし、分かる授業の実践と自宅学習時間を増加させる取り組みにおいて学力向上を図る。公民においては、主権者教育を推進する。
- 全ての教科・科目の指導において、討論やペアワーク、プレゼンテーションを取り入れるなど工夫を行い、言語活動の充実を図る。
- 教科「人間と社会」の学習の理念と意義を理解させ、演習と体験活動を充実させることで道徳教育の充実を図るとともに、体験活動を通して社会に貢献できる資質を育成し、自己有用感を醸成する。
- 生涯にわたり健康に過ごすための実践力の育成を通して体力の向上を図る。
- ICT機器を活用した教材や授業方法を工夫することにより、各教科・科目の学習効果を一層高めるとともに、生徒の学習意欲を喚起し知識・理解の深化を図る。
- 全ての教科・科目の指導を通して環境問題への関心を高め、環境と人間の関わりを理解させることで、環境に配慮して行動することのできる能力を醸成する。
(2)特別活動の指導
- ホームルーム活動や学校行事を通して生徒の自主性を育成し、健康で心身の調和の取れた発達と個性の伸長を図る。
- 入学式・卒業式などの儀式的行事においては国旗掲揚・国歌斉唱の指導を適正に実施する。
- 各種委員会活動、部活動、ホームルームの諸活動を通して、望ましい人間関係を育てるとともによき伝統を創造する実践的な態度を育てる。
- 日々の清掃や奉仕的行事では、勤労の尊さや意義を理解させ、日本人の美徳や徳育の指導を通して社会貢献や働くことの喜びが体得できるように指導する。
- 朝学習を全校実施し、朝から落ち着いた学校生活を送る習慣を身に付ける指導を徹底する。
- 保健の授業や避難訓練等を通して防災教育の充実を図る。また、大規模災害に備えた宿泊・救急・飲食補給等の訓練をする。
- ホームルーム活動等を通して将来の国家・社会の形成者として、積極的に政治に関わって行く素養を育むために主権者教育を推進していく。
(3)生活指導
- 他者への思いやりの心を醸成するとともに生徒同士の相互理解を深め協調する態度を養う。
- 社会における規則や礼儀作法など道徳教育の指導を徹底し、規範意識、公共心の育成を図る。
- 人権尊重の教育を推進し、いじめ防止の取組を組織的に行う。特に、いじめは絶対に許されないことであり、いじめを見て見ぬ振りをする者も加害者であるといった指導を徹底する。
- セーフティ教室を年間1回以上実施し、薬物乱用防止、自転車事故防止、インターネットやスマートフォン等の取り扱いに関する指導を通して安全教育を推進する。また、生命尊重の精神や自殺対策に資する教育の推進を行う。
- 服装・頭髪・遅刻・挨拶などの指導を通して基本的生活習慣を定着させ、地域から信頼される学校づくりを推進する。
- 食育を中心に、喫煙防止、エイズ防止教育、歯科指導、熱中症予防指導を推進し生徒の健康づくりの充実を図る。
- スク-ルカウンセラ-等との連携を深め、教育相談活動や特別支援教育の充実を図る。
(4)進路指導
- 教科「産業社会と人間」の学習を通してキャリア教育を充実させ、自己の進路について主体的に考える生徒を育てる。
- 全職員による科目選択指導を通し、きめ細かいキャリアカウンセリングを実施する。
- 学校・家庭・地域・関係機関が連携して生徒に進路情報を与える進路講演会・職場見学や職業体験・説明会や懇談会を実施し生徒の進路選択につなげる。
(5)総合的な探究の時間
- 総合学科での学習を踏まえ、生徒一人一人が自ら課題を発見・設定し、主体的、自律的な学習によって課題解決を図らせる。
- 課題解決に至るまでの過程と成果発表を通して思考力や判断力、表現力、問題解決能力、自己の在り方生き方を考えることができるようにする。
- 指導計画および評価計画をキャリアデザイン部を中心に「総合的な探究の時間運営委員会」および「課題研究の時間運営委員会」により作成し、担任、担当教諭で計画に沿った評価を行う。
教育目標達成のための特色ある教育活動等
(1)教育目標達成のための特色ある教育活動
- 生徒・保護者・教職員・地域・学校運営連絡協議会の学校評価や授業評価を受け、その改善策を各教科各分掌が具体的にまとめて取り組む。
- 中学生・保護者・地域住民への日常的な授業公開や学校説明会、各種学習発表会、作品展示会、ホームページの定期的更新、学校開放事業などを通して開かれた学校づくりを積極的に推進する。
(2)学校週5日制への対応
- 生徒のニーズに応えた各授業の補習、サマーゼミ等の長期休業中の講習など授業外指導を充実させ生徒の個別の学力伸長を図る。
- 部活動指導を一層充実させる。地域の行事に参加したり手伝いをしたりすることで、地域との連携を図る。