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2025/07/08 お知らせ
授業の紹介「公共」
公民科の「公共」の授業を紹介します。
今回の授業では、「公共的な空間における基本原理と日本国憲法」という単元の中から、
「新しい人権はなぜ生まれたのかを理解し、どこまで認められるべきかを考察する」ことを学習しました。
まず、本時の目標を確認し、「新しい人権」に関する4つの事例から、
「認められるべき」とされた事例の共通点をワークシートにまとめていきました。
まとめが早く終わった生徒さんは、「認められない」とした事例の共通点もまとめていました。
次に対話のルールを確認し、「忘れられる権利はどこまで認められるべきか」についてグループで話し合いました。
【対話のルール】
①何を言ってもいいが、他者を傷つける発言はNG。
②人の言うことに対して、否定的な態度をとらない。
③発言せず、ただ聞いているだけでもいい。ただし、考え続けること。
④お互いに問いかけるようにする。
⑤知識ではなく、自分の経験をもとに話す。
⑥意見が変わる、分からなくなる、話がまとまらない、どれも問題なし!
【対話の進め方】
①最初に話す人を決め、グッズ(授業者の用意したヌイグルミの人形)を持って意見を伝える。
②他の人は最後まで発言を聞き、話したい人(自分の意見or質問)は手を挙げる。
③話した人が次に話す人を決め、グッズを渡して、②~③を繰り返す。
生徒さん達はグループの中でグッズを手渡ししながら楽しそうに、そして真剣に対話を続けていました。
さらに、自分の意見をまとめてTeamsに投稿し、入力された意見を全員がオンライン上で共有できるようにしました。
まとめとして、入力された意見を授業者が読み上げて整理し、
新しい人権と現代社会との関わりや、どのような権利が必要かという議論自体によって、
より良い社会を考えていくきっかけになることを説明して終わりました。
今後も小台橋高校では、授業内でグループ活動を通じた生徒同士の交流も取り入れながら、
個別最適化された学びを積み重ねることによって、
生徒の新たなステップに向けての支援ができるように、全教職員が取り組んでまいります。