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2025/10/25 農芸生の日常
【2学年】修学旅行を行いました
令和7年9月23日(火)~9月26日(金)の3泊4日で岩手・宮城方面へ修学旅行を行いました。
2学年修学旅行の目的は、次のとおりです。
(1)東日本大震災によって甚大な被害を被った三陸地方を訪ね、この十年余の人々の苦難に思いを寄せるとともに、防災に対する意識を高め災害に対する備えを学ぶ。
(2)学科別の特性に応じた学習を通して、東北地方の自然や風土、文化について学習する。
(3)自主的な計画や班行動を通し、集団行動の規律を学ぶと共にクラスや学年の親睦を深める。
以下、修学旅行のレポートです。ご覧ください。
1日目【9月23日(火)】
朝、東京駅に集合し、昼過ぎには盛岡に到着しました。小岩井農場で昼食を摂った後、農場内をバスで見学し、小岩井農場の歴史的建造物や名勝等を見学しました。

その後、盛岡手作り村を訪れました。竹細工、機織り、藍染等に取り組みました。各工房の職人から作り方を教えて頂きました。生徒の作品は完成度が高く、貴重な体験ができました。

2日目【9月24日(水)】
2日目の朝は浄土ヶ浜を散策しました。浄土ヶ浜は三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置し、岩手県宮古の代表的な景勝地です。鋭くとがった白い流紋岩が林立し、一つ一つ違った表情があり、普段の学校生活では見られない貴重な環境について学ぶことができました。

浄土ヶ浜散策後は宮古駅から震災学習列車に乗車しました。当時を体験された語り部さんから、東日本大震災で起きた津波の被害とその後の復興について学びました。

昼食後、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館と岩井崎復興国立公園を見学しました。語り部さんのお話を聞きながら、被災した当時のまま保存された施設を自らの目で見て学びました。生徒は災害を身近なものとして捉え、防災意識を高めることができたようです。


3日目【9月25日(木)】
日本百景の一つにも数えられる、名勝・猊鼻渓へ行きました。砂鉄川の浸食でできた高さ100mの絶壁に奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景を船頭さんのお話を聞きながら景色を楽しみました。また、舟下りの折り返し地点にある大猊鼻岩の「願掛けの穴」で運試しする生徒もいました。


その後、世界遺産でもあり国宝に指定されている中尊寺を見学しました。

昼食後、日本三景の一つである松島へ向かいました。遊覧船から素晴らしい景色を楽しむことができました。

4日目【9月26日(金)】
修学旅行最終日。班ごとに仙台市内をあらかじめ決めた見学ルートで市内を散策しました。この班は仙台うみの杜水族館へ行きました。豊かな三陸の海を再現した大水槽の展示、イルカショーなどを見ました。たくさんのお土産を持って、東京へ帰りました。

この修学旅行に際して、多くの方々にご支援・ご協力を頂きました。深く感謝申し上げます。