校章

東京都立西高等学校

教育目標・カリキュラム

西高の教育

(1)指導の重点
  • 「文武二道」を奨励し、豊かな人間性や協調性を涵養し、「自主自律」の態度を育成する
  • 一人一人の個性の伸張を図り、将来の生き方を見通した「進路実現」を支援する
(2)学習指導
  • 「授業で勝負」を合言葉に、生徒と教員で創造する質の高い授業
    • 自分で考える授業、疑問を大切にする授業
    • 6教科7科目対応型の教育課程。3学期制、50分で週3回の7時間授業
    • 3年間で大学入学共通テスト8割程度の基礎的基本的な内容の習得
  • 知的好奇心を刺激して生徒に豊かな教養を
    • 年間25冊の読書を3年間続ける読書指導
    • 卒業生による専門的な教養講座である訪問講義、各種の文化講演会
  • 教育課程外の多様な講習、補習による学習支援と自発的な学習態度の育成
    • 土曜特別講座、夏期講習、入試前日まで続く日常的な補講や添削指導
      (教養的講座、学究的講座、入試対策的な講座など多様な内容を用意)
    • 卒業生チューター制度やセンター過去問採点システムによる自学への支援体制
    • 自習室(隣接した西高会館)を平日午後8時まで開放
  • 言語能力の育成、理数教育の重視
    • 東京都教育委員会指定(東京グローバル10、理数研究校)、各種講演会(言語、理数等)
    • 外部検定試験による英語4技能の実力測定
(3)進路指導(キャリア教育)
  • 自分を知る
    • 本校オリジナルの「進路ノート」や個人面談を通しての自己理解
    • 校内作成による年2回の実力考査や外部模試による学力把握
  • 多様なキャリアガイダンスを通して自分の将来を考える
    • 訪問講義、パネルディスカッション、進路ガイダンス
    • ジョブシャドウイングで医療現場などを体験
  • 広い可能性、多くの情報の中から自分の進路を考える
    • 幅広く学ぶことのできる教育課程
    • 「進路部便り」や「進路のしおり」、進路講演会などによる最新の進路情報の提供
(4)特別活動
  • 生徒たちが企画運営する伝統ある学校行事
    • 新入生歓迎会、運動会、記念祭(文化祭)、夏・春のクラスマッチ等、生徒の実行委員会による運営
    • 生徒の成就感、達成感を支える指導体制
  • 多様で活発な部活動
    • 初心者でも気軽に入部できる、45以上の部や同好会
    • 関東大会や全国大会への出場(目標として都大会ベスト4~16)
  • 海外交流事業を通して世界を知る
    • アメリカでのグローバルリーダーシッププログラム、インドネシアの高校との姉妹校交流、東京都次世代リーダープログラムによる留学
  • 様々なことにチャレンジする生徒
    • 日本学生科学賞や国際科学オリンピックへの挑戦、ディベートやスピーチコンテストへの出場
(5)生活指導
  • 規範を守ることの大切さを育成するとともに、生徒の自覚を促す指導
  • 遅刻指導や安全指導等を行い、自律の基礎をつくる指導
学習の手引きの写真

先生からのメッセージ

1.本校の教育課程の特徴
  • 1、2年生は全員共通科目を履修
  • 3年で理系・文系に分かれる

高校で学習する教科・科目の内容は、文系・理系のどちらに進もうとも、これからの社会を背負って立つには、どちらも十分に理解しておく必要があります。豊かな人間性を身につけるには、早くから文系のみ理系のみと科目を狭く固定して学習するのは望ましくありません。本校では、高校で習う科目の大半を2年生までに学習し、その科目の全貌をつかんだうえで、3年生でのより詳しい教科の選択ができるようになっています。

本校では、全員が1、2年生のうちに大学入学共通テストで必要な科目をほぼ全部履修します。そして、3年生で、文系・理系コースに分かれ、国語・英語・体育などの共通科目と、コースごとに決められた科目を履修します。3年生では、自分の必要に応じて選択できる科目(自由選択科目)があります。

2.教科学習を充実させるために
  • 授業を大切に
  • 予習と復習を怠らずに

本校の授業は、内容も高めで、スピードも速く感じられるかもしれません。この授業を消化・吸収することはなかなか大変です。予習・復習を怠らず、必要なら先生への質問なども積極的にしてください。授業を大切にした一日一日の積み重ねが幅広くものを考える力をつけ、結果として大学入試に対応できる実力を養うことになります。大学入試というと予備校に通って実力をつけようという考え方もありますが、学校と予備校の授業の両方を消化することは大変なことです。さらに、予備校に通うには時間的なロスもあります。学校の授業をいい加減にして予備校に行けば何とかなるというのは安易な考えです。まず、学校の授業を大切にしてください。

学校には、授業以外にも学校行事や部活動という大切な活動もあります。しかし、学校生活の基礎には、授業を大切にした学習活動があることを忘れないでください。