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2025/05/26 お知らせ
【探究活動】2025年日本地球惑星科学連合大会に参加しました!
2025年5月25日(日)、幕張メッセで開催されている日本地球惑星科学連合大会(JpGU)に2〜6年生の16名が参加しました。
2月の伊豆大島巡検に参加した4年生4名とと6年生2名は、高校生ポスターセッションにて探究活動の成果を発表しました。
朝10時に海浜幕張駅に集合し、幕張メッセに向かいました。午前中はパブリックセッションに参加したり、大学や企業、研究所のブースを周ったりしました。
パブリックセッションではキッチン地球科学という身近な現象を地球科学的に解析する面白さや、動物の行動を数理モデルで表現する研究など、サイエンスカフェ的な雰囲気の中で議論が繰り広げられました。
国際展示場ホールでは、研究所や企業の研究紹介を聞いたり、実験装置、鉱物標本などを見学したりしました。
たくさんの地学グッズもいただきました。
また、4月に研究所訪問をさせていただいたアジア航測さんのブースを訪れ、発泡ウレタンを使った噴火実験を披露していただきました。
13:45からは、6年生と4年生が高校生ポスターセッションにて発表を行いました。
今年は120件程度の発表があり、発表会場も広くなりました。
〈発表タイトル〉
・「温度・粘性・摩擦を考慮した伊豆大島溶岩流シミュレーション」
・「3Dプリンタで作成した地形模型を使った伊豆大島三原山における溶岩流シミュレーション」
専門家や研究者の方々からたくさんのアドバイスをいただき、有意義な時間となりました。学校内では得られないような専門的なご意見をもらうことができ、探究活動がさらに深まりました。
コアタイムが終わっても多くの研究者の方たちが本校の発表に足を運んでくださり、16:00まで熱い議論が繰り広げられました。
長時間の発表会となりましたが、探究のテーマのヒントを得られたり、自分の進路について考えたりすることができた会でした。
気象大学校に進学した三鷹中等の卒業生やお世話になった研究所の方々にも再会することができました。
また、この大会は、2025年に直木賞を受賞された伊予原新先生の「宙わたる教室」のモデルにもなっており、物語に登場するキッチン地球科学のパブリックセッションとともに、サイン会も行われました。本を持参してサインをGETした生徒も。
帰りは幕張新都心を30分程度巡検し、職・住・学・遊の複合機能を持つ計画都市の構造について学びました。
発表者の4年生&6年生は、2月のフィールドワークから今回の探究発表まで根気よく頑張ってくれました。直前まで何度もポスターを修正して、大会に臨みました。
4年生は今回の内容をさらに深めて、来年もここで発表したい!と頼もしいです。
6年生の2人は2年連続の発表会参加で慣れた様子でしたが、集大成としてよい議論ができたと思います。探究活動もこれでひと段落となりますが、自分の進路の目標も再認識することができ、進路活動のモチベーションを高めることができました。
4年生や前期生も先輩たちの発表する姿を現地でみてくれましたので、三鷹中等の探究を引き継いでいってくれると嬉しいです。