校章

東京都立立川高等学校

ニュース

2025/05/30 学習活動・探究活動

【創造理数科】軽井沢・草津フィールドワーク研修旅行1日目

5月26日~28日の2泊3日で、創造理数科1年生対象のフィールドワーク研修旅行を軽井沢・草津で実施しました。
事前学習で興味を持った物理・化学・生物・地学のテーマごとに17のグループに分かれ、現地での本物体験、調査・実験を通して、ミニ発表会を行いました。
また、我が国の火山学・地球化学・災害科学についての研究の第一人者である東京科学大学の野上 健治 教授(科学技術創生研究院 多元レジリエンス研究センター)をお招きし、現地での案内や講義などをしていただき、大変充実した研修が実現できました。

【1日目】
<東京大学地震研究所>
一般では入ることができない東京大学地震研究所(浅間火山観測所)を野上教授に案内していただきました。ここでどんな観測をしているのか、過去の経緯含め現在どのような研究をしているのかを学んだ後、軽石の露頭をスケッチしました。

<鬼押し出し園>
昼食を取り、園路で溶岩の表面、吾妻火砕流の痕跡、植生やヒカリゴケの観察をしました。
写真1

<プリンスランド周辺>
噴火口から遠く離れたこの場所に、なぜ巨大な溶岩があるのかをバス内で考えました。

<鎌原観音堂および嬬恋郷土資料館>
鎌原泥流による災害と被害について、様々な資料から歴史を紐解きました。
また、災害を語り継いできた地元のボランティアの方が観音堂を開いてくださり、臨場感のある解説をしてくださいました。
写真2

<やんば天明泥流ミュージアム>
遺跡から歴史を紐解いた大迫力の映像を体感し、その後博物館内の貴重な資料から当時の生活感や天明泥流の悲惨さを感じ取ることができました。

<野上教授の講義を受講>
野上教授から、最先端の研究成果も交えて海底火山の噴火について講義をしていただきました。見たことがないヘリコプターから撮影した迫力の噴火映像は、まるでCGのようで、生徒だけでなく教員も興奮していました。
写真3

2日目に続きます。