校長あいさつ

校長の鈴木宏治です。本校に着任し4年目を迎えました。これまで多くの学校関係者の皆様の御協力と御支援、そしてたくさんの応援をいただいて参りましたことに厚く感謝申し上げます。
本校は、明治34年(1901年)に東京府第二中学校として開校した都内屈指の伝統校です。
「質実剛健」と「自主自律」を校風とし、これまで社会の様々な分野で活躍する数多のリーダーを輩出してきました。令和4年度からは、「普通科」と「創造理数科」を併せもつ都立高校として、新たな1ページを刻み始めています。
私は着任以来、本校が目指す教育の方向性として①学習指導・進学指導の充実、②探究活動の充実、③自主自律の尊重の三つを掲げてきました。これらはそのまま本校の大きな魅力となっています。
目指す学校像はこれからの未来社会を担う人材に必要な「7つのC」を育成・伸長させる学校です。
・ Challenge (挑戦する心)
・ Collaboration (協働する姿勢)
・ Concentration (集中力)
・ Creativity (創造性)
・ Confidence (自信)
・ Critical thinking (批判的思考力)
・ Citizenship (市民としての義務を果たす力)
本校の最大の使命は、生徒の進路希望の確実な実現です。本校は、平成15年に東京都教育委員会から「進学指導重点校」に指定され、継続して優れた進学実績を積み重ねてきました。今後も、難関国公立大学をはじめとする進学実績の向上に全力で努めて参ります。
また、平成30年には、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、以来、本校の研究実績は全国的にも高く評価され、令和4年度には国際生物学オリンピック日本代表生徒を輩出することができました。そして、令和5年度からはSSH第Ⅱ期の取組として、「課題研究」「国際性の育成」「本物体験」「教科教育」の更なる充実に取り組んでいます。今後も、文系・理系を問わず、科学的思考力等の育成を図り、将来、あらゆる分野で活躍する人材の育成を目指して参ります。
一方、本校は学業一辺倒の進学校とは異なり、学習以外の活動にも生徒は意欲的に取り組んでいます。生徒の自主性を最大限尊重し、運動系・文化系の様々な部活動、生徒主体の体育祭・合唱祭・演劇コンクール・文化祭等の学校行事、伝統的な臨海教室や修学旅行等を通して幅広い人間力を培っています。生徒の学校生活に対する満足度は大変高く、多様性を認め合いながら、皆、高い志をもっていきいきと学校生活を送っているのも本校の大きな魅力です。
~本校を目指す中学生及びその保護者の皆様へ~
ここ立高にはあらゆるチャンスがあります。個性と多様性を尊重し、豊かな心と夢を育みます。
これからも本校は、大学進学後のその先を見据え、新たな時代を切り拓き国際社会で活躍する人材の育成を目指し、教職員一丸となって取り組んで参ります。
ぜひ一度、本校にお越しいただき、生徒の様子をご覧いただければ幸いです。
(令和7年4月1日更新)