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2024/06/05 学習活動・探究活動
軽井沢・草津フィールドワーク研修旅行1日目
5月29日~31日の2泊3日で、創造理数科1年生対象のフィールドワーク研修旅行を軽井沢・草津で実施しました。
事前学習では興味を持った物理・化学・生物・地学のテーマから10のグループに分かれ、それぞれが事前に調査した内容をスライド発表し、現地でも実験や観察、聞き取りなどの調査内容を報告発表するミニ探究的な活動をしました。
また、東京工業大学の野上健治教授(科学技術創生研究院 多元レジリエンス研究センター)をお招きし、現地での案内や講義などをしていただき、大変充実した研修が実現できました
事前学習を通じて仮説を立て、現地で実験をし、帰ってきてから結果や考察をまとめるといったミニ探究要素はそのままに、東京工業大学の野上教授もお招きして質・量ともに大幅にグレードアップした研修旅行でした。
【1日目】
<東京大学地震研究所>
一般では入れない場所を野上教授に案内していただきました。ここでどんな観測をしているのか、今どんな研究をしているのかを学び、軽石の露頭をスケッチしました。
<浅間山北麓ビジターセンター>
岩石の展示や剥製の展示、ジオパークの情報コーナーを見学しました。
また、展望広場では、浅間山の成り立ちや植生の変化を観察しました。
<鬼押し出し園>
昼食を取り、園路で溶岩の表面、吾妻火砕流の痕跡、植生やヒカリゴケの観察をしました。
<プリンスランド周辺>
噴火口から遠く離れたこの場所に、なぜ巨大な溶岩があるのかをバス内で考えました。
<鎌原観音堂および嬬恋郷土資料館>
鎌原泥流による災害と被害について、様々な資料から歴史を紐解きました。
災害を語り継いできた地元の方が観音堂を開いてくださり、ガイドの方が臨場感のある解説をしてくださいました
<さわやか街道駐車場>
浅間山および寄生火山の全景を確認し、野上先生に本日のまとめをしていただきました。
<野上教授の講義を受講>
最先端の研究をしている野上教授から、海底火山の噴火や西之島の地形の変化について講義をしていただきました。見たことがないヘリコプターから撮影した迫力の噴火映像は、まるでCGのようで、生徒だけでなく教員も興奮していました。
その後、希望生徒を対象に天体観測をしました。