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2023/06/01 今日の新宿
【5月31日】1年次生総合的な探究の時間
1年次生の総合的な探究の時間は「新宿学」として年間を通じて新宿の街をとおして日本の未来を考える学習を行っています。
入学後すぐから新宿の街を知る学習の中で、「内藤とうがらし」について学んできました。
内藤とうがらしは江戸期の新宿の特産であったとうがらしです。
一時、他のとうがらしにとってかわられていましたが、近年新宿の街の活性化の重要アイテムとして「内藤とうがらしプロジェクト」により復活し、現在様々な形で新宿の街を元気にする力になっています。
そんな内藤とうがらしの栽培について、現在、無許可の栽培などで内藤とうがらしのブランドが傷つけられる事象も発生していることから、本校ではこの課題(知的財産権の保護)について考えることも探究の時間で行っています。
今日の総合的な探究の時間では、これらのことを調べてきた成果などを班ごとにクラスでプレゼンテーションする発表会を行いました。
内藤とうがらしプロジェクトの方や、新宿御苑の方、知的財産権の保護に関する専門家の方に採点者になっていただき実施しました。
発表では、
「商標で守るとうがらし」(商標に着目し、知財の訴求の面から問題解決方法を探していく。模倣対策の具体例。RFIDなどのIDシステムによる真贋判定)
「どのように販売を続けるべきか」(内藤とうがらし転売の実態とその対策。内藤とうがらしブランドを広める方法。現状行っている対策の継続の必要性)
「知る・守る唐辛子の未来」(ラベルによる知的財産権の広報。正規品の購買によるメリットによる転売防止。)
など、64の発表がありました。