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2023/04/12 今日の新宿
【4月12日】2年生の生徒が生物基礎の授業で校庭の植物観察を行いました。
共通の祖先から約40億年の歴史を経て進化してきた生物には共通性と多様性が見られます。授業では新宿高校の敷地内に見られる植物の共通性と多様性に注目して観察を行いました。現在放送されているNHKの朝の連続ドラマ「らんまん」の主人公のモデルである、牧野富太郎博士が描いた図や用語を参考にして、花の形、茎の形、葉の付き方などの特徴を記録し、類縁関係を考えるという課題です。
今週は、教育の場における「ChatGPT」の使い方が話題になっていますが、今回の観察では「googleレンズ」の使用を許可して実施しました。ただし、googleレンズによる種の検索は、まだ正確ではないことがあるので、候補を絞るために補助的に利用し、最終的な種の同定は、実際に観察した特徴をもとに判断するように指導しています。
牧野博士は「雑草という草はない」という名言を残しましたが、新宿高校の敷地内でも、ヒメオドリコソウやホトケノザなどの春の植物が可憐な花を咲かせています。ちなみに、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」 が正式名の別種の植物です。