校章

東京都立新宿高等学校

ニュース

2023/03/22 今日の新宿

【3月16日】2年生希望者対象「人類進化の校外学習」を実施しました

 

3月16日(木)の午後に、新宿高校15回生で、国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男先生に講師をお願いし、国立科学博物館(科博)において人類進化を学ぶ校外学習を実施しました。

博物館の感染防止規則により少人数での行動が求められているので、次年度に生物を選択する生徒に限定して希望者を募り、実施しました。

馬場先生は科博の元人類研究部長であり、現在の科博の人類進化に関わる展示のプロデュースをされました。

展示は、きちんと順番に辿ると類人猿から、猿人、原人、旧人を経て新人(ホモ・サピエンス)に至る流れや、新人がアフリカを出て世界各地に拡散した経路を追体験できるように設計されており、その流れに沿って解説していただきました。

各展示がどのような意図をもって製作されているのかを、展示の考案者である先輩から直々に解説していただいたことで、通常の見学では味わえない、深い学びを体験することができました。

写真左は頑丈型猿人と華奢型猿人の解説の様子で、右は港川人(旧石器時代)についての解説の様子です。

画像1 画像2

参加生徒の感想より

馬場先生、本日は貴重なお話ありがとうございました。

今回のお話の中で時に印象に残っているのは人類の世界中への拡大です。まだ航海術も動力源となるエネルギーも全くない時代に潮流・風・人手と星の位置だけで航海を成功させていたということに驚きました。

僕が最後に国立科学博物館を見学させていただいたのは小学4年生の時の社会科見学なのですが、その時はただ漠然と大きな化石があるなあ、人の頭蓋骨があるなあとしか思っていなくて、解説の文章や足元の絵の意味などは全く気にしていませんでした。ですが、今回のツアーで博物館内の展示・解説にはさまざまな工夫が施されていることや小学生の時とは比べ物にならない量の学びがあり、また改めて博物館に行きたいと思いました。