校章

東京都立新宿高等学校

ニュース

2023/01/05 今日の新宿

【1月5日】つくば研究施設見学

12月26日に、理数研究校企画として、つくば市にある農研機構、JAXA、高エネルギー加速器研究機構を訪問するバスツアーを実施しました。

受け入れ施設側に人数制限があるため、参加人数を絞り、甲子園東京大会実技部門入賞チーム、内藤トウガラシの栽培や研究に関わった朝陽塾生・生物部員・化学部員というメンバーで訪問しました。

午前中は農研機構で、イネ・小麦・果実などの新品種の開発や、スマート農業推進に向けての取り組みなどのお話を伺いました。写真1は、オワンクラゲのもつGFP(緑色蛍光タンパク質)遺伝子を導入したカイコがつくる光るシルクの開発と利用の説明を受けているところです。写真2は、ジーンバンクという施設です。様々な品種の種子を保管している施設内でロボットが種子の取り出しと収納を行っている様子を見学しています。新宿高校も参加している内藤トウガラシプロジェクトに復活栽培用の種を提供してくださったのがこの施設です。

つくば1つくば2

午後は、まずJAXAの展示館を見学しました。

つくば3つくば4

最後に、高エネルギー加速器研究機構を見学しました。写真5は、フォトンファクトリーという施設で、加速器を運転するときに出てくる放射光を利用して物質の構造解析を行う装置です。写真6は、長さ約3kmの巨大な加速器で電子と陽電子を衝突させたときに出てくる素粒子を検出する施設です。電子顕微鏡でも見えない極めて小さな世界で起こる現象を調べることが、壮大な宇宙の成り立ちの解明につながります。

つくば6つくば5

今回の見学を通して、生徒たちは高校で物理・化学・生物を学んだ先にどんな世界があるのかを知ることができました。学びに対するモチベーションも高まったようです。

丁寧に説明してくださった各施設のスタッフの皆様、ありがとうございました。