学校からのメッセージ

校門の写真

向丘でもいいんじゃない

 2学期がスタートしました。夏休みは、向丘高校では夏期講習や部活動、文化祭の準備など、生徒たちがそれぞれの時間を過ごしていました。そしていよいよ、学校らしい活気が戻ってきました。
 向丘高校の2学期は、文化祭「向陵祭」で幕を開け、その後は落ち着いて学べる期間となります。3年生は進路実現に向けて、いよいよ勝負の時期を迎えます。
 さて、夏休みには2日間、本校で学校見学会を開催しました。暑い中、たくさんの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。今回は、司会、学校説明、校舎案内、さらに説明用パワーポイントの作成まですべて生徒が主体となって行いました。
 特に印象的だったのは、在校生が自分たちの言葉で語ってくれたことです。広報委員の生徒たちが、校則や授業、学校行事、部活動、そして普段の学校生活について、ありのままの「生の声」を参加者のみなさんにお届けしました。8月の見学会では、この4月に入学した1年生が担当してくれました。もしかしたら不慣れな点もあったかもしれませんが、飾らない「素」の向丘の生徒たちの姿を見ていただけたと思います。
 見学会終了後のアンケートには、嬉しい声がたくさん届きました。
「生徒が説明してくれて好感が持てました!」(保護者)
「案内してくれた先輩が最高に面白かったです!」(中学生)
「在校生から良いところも悪いところも聞けて、より深く学校を知ることができました」(中学生)
「在校生のリアルな話を聞けて、より深く知ることができました。自分も将来、この学校の良さを紹介してみたいです。」(中学生)
これらの感想は、私たちにとって何よりの誇りです。
 外から見ると、向丘高校は「ごく普通の高校」に見えるかもしれません。しかし、本校の生徒たちは、自分たちの居場所を自分たちの手で作り上げています。学校をより良くするために、主体的に、そして仲間と協力して活動しているのです。生徒たちの自律的な活動を、教職員が頼もしく、そして優しく支えている。これこそ、実際に入学してみないと分からない、向丘高校最大の魅力です。
 たとえ今、向丘高校が第一志望でなくても、入学すればきっとこの良さがわかるはずです。
「向丘でもいいんじゃない」
私たちは自信をもって、そうお勧めします。

校長 三藤 政義