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東京都立三宅高等学校

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2023/10/25 家政科

染色実習(服飾手芸)

10月24日(火) 

3年選択科目「服飾手芸」の授業で染色実習を行いました。 

前回と同様ハイビスカス染めです。 

 

前回の失敗を生かし、様々な改善を行いました。

大きく変えたことは主に二つ。

一つ目は「媒染」です。 

媒染とは、染めた布の色を定着させるためのものです。 

前回の媒染は、焼きミョウバンを水に溶かした媒染液に染色後の布を漬け行いました。 

今回はミョウバンの液ではなく、水と酢を4:1で混ぜた媒染液を使用しました。 

また、前回は染色後にした媒染を、今回は染色前に行いました。 

下の写真は、それを比べたものです。 

 染色後、焼きミョウバンで媒染した布   染色後、酢で媒染した布                      染色前、酢で媒染した布

        画像2               画像3            画像1

 色の出方がかなり変わることが分かりました。

 

二つ目は「染液の作り方」です。 

前回染液を作った際、灰色に染まった布は染液を黒に近い色が出るまで沸騰させて作りました。 

ほぼ染まらなかった布は、短い時間でかなり薄いピンク色の染液を作りました。 

そこを今回は、沸騰させず極弱火でじっくり、濃い紫のような色が出るまで煮だして作りました。 

 WIN_20231024_13_45_42_Pro

その二点を改善した結果… 

 WIN_20231025_08_43_25_Pro

どちらの生徒もきれいに染めることができました!

左の写真は、染色後もう一度酢の媒染液に漬けて乾かしたもので、右の写真は、染色後水洗いのみ行い乾かしたものです。 

 

新たな課題としては、染色した布の色が落ちやすいことです。 

今後も試行錯誤を繰り返し、布に色を定着させられるとよいですね。