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2025/07/18 教育活動
【探究活動】1学年 都立中央図書館研修を実施しました
7月17日(木)、1学年の探究活動の一環として、都立中央図書館で文献調査研修を行いました。
生徒たちは、事前に立てたリサーチクエスチョンに基づき、関連する先行研究を調べながら、夏の探究活動に向けた準備を進めています。
当日はまず、図書館職員の方から蔵書検索や館内の利用方法についてのオリエンテーションを受けました。
その後は、自分のテーマに関連する資料を実際に探し、ワークシートに記入しながら、調査内容を整理していきました。
専門的な資料が揃う図書館という空間に身を置き、自らの問いと静かに向き合う時間は、生徒にとって大きな刺激となったようです。
普段の教室とは異なる環境のなかで、本との偶然の出会いや、想定外の視点との遭遇が、探究への関心をいっそう高めていました。
▼図書館を活用したことで生まれた生徒の学び(感想より抜粋)
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「ネットだけでは自分の見たい情報にも限りがあるため、実際に本を手に取って調べてみることの大切さがわかった。」
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「資料の場所は絞れたものの、そこから一冊を見つけるのに時間がかかった。もっと図書館の使い方を詳しくなりたいと思った。」
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「思っていたよりもテーマに合う本を探すのが難しかったが、逆に知らなかった本と出会えたのが面白かった。」
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「幅広いジャンルの本や資料が揃えられていて、研究を進めるために夏休みにまた来たいと思った。」
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「図書館で集中して調べものができて、テーマとは関係ないけれど気になる本とも出会えた。また行きたいと思った。」
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「本を通して知りたいことを調べることができた。キーワードの繋がりや資料の読み取り方も学べた。」
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「地方創生や観光についての政策の効果をデータで実際に見ることができたのが良かった。もっとそういったデータを調査したいと思った。」
今回の研修は、ただ資料を集めるのではなく、「自分で本を探し、手に取り、必要な情報を選び取る」という、実践的な学びの機会となりました。
こうした経験を通じて、生徒たちは自らの探究を一層主体的に深めていく姿勢を育んでいます。
研修で得た知見や気づきをふまえ、今後は研究計画書の修正を行い、夏休み以降の本格的な探究活動へとつなげていく予定です。
∇静かな図書館で、それぞれが自身の探究テーマに向き合う時間。