学校からのメッセージ

校舎の写真

校長あいさつ


東京都立小岩高等学校長
長野 泰明

未来をつかむ学びの場

 本校は創立61年を迎える、歴史と伝統のある地域に根ざした全日制普通科の高等学校です。すでに卒業生は2万人を超え、社会の様々な場所や分野で活躍しています。

 大変広い敷地に校舎も新しく、近代的な設備に落ち着いた地域であることも併せて恵まれた環境にある学校です。生徒たちは明るく素直で、思いやりがあり、何事にも一生懸命取り組み、活力に溢れています。また、教職員も生徒思いで情熱があり、生徒1人1人に向き合い、個に応じた指導に努めています。

 本校は、教育目標に「知力」「体力」「人間力」を高めることを掲げ、自分の人生を切り拓く力をもち、将来逞しく社会の中で活躍し、貢献する人材の育成を目指しています。その実現ため、「小岩高校に来て良かった」を体感できる教育場面を充実させ、 「小岩高校に来て良かった」という体感を自己肯定感に繋げます。さらに、小岩高校の一員としての自覚をもたせ、よりよく生きることを考える「小岩プライド」を育てる教育を展開しています。

 「知力」の育成では、各教科の授業においてスクールポリシーとして策定した「自ら学ぶ力」「課題解決能力」「コミュニケーション能力」の向上のため、「一人1台端末」や「デジタル技術」を活用した生徒の学習に対する興味・関心を引き出し、繰り返し学習による確かな学力の定着、生徒主体の学びや深い学びの場面におけるコミュニケーション能力の向上を図っています。また、生徒の多様な進路実現に向け、講習、補習、勉強合宿(夏三泊四日・冬二泊三日)、自習室、様々な学力向上の場を設けています。

 「体力」の育成は、東京都教育委員会から令和4年度から体育健康教育推進校として指定を受け、体育の授業の充実や運動部活動の活性化を通じて、心身の鍛錬に励み、何事も主体的に取り組み自らの「体力」と「自律する力」を高めるように指導をしています。また、運動の楽しさや仲間との協働を経験させ、生涯を通じて、スポーツに親しみ、明るく豊かに生きる力も身に付けさせるように指導しています。

 そして本校の三大行事である体育祭、文化祭、合唱祭を通して「人間力」を培っていきます。体育祭では「一体感」、文化祭では「おもてなし」、合唱祭では「ハーモニー」を基本テーマとし、クラスや部活動で知恵を出し合い、コミュニケーションと人間関係を深め、相互を理解しあい、「協働する力」「行動する力」を育みます。他には国際理解教育にも力を入れ、「留学生との交流」や国際交流を積極的に実施しています。平成31年度より英語教育推進校として指定されており、教科指導における教材開発・活用、英語検定取得者の大幅増と、確実に成果をあげています。また、「30歳の時になりたい自分」についての自問自答を推奨して、自ら「To Doリスト」を作成・実践するキャリア教育を推進して「人間力」を育てていきます。

 部活動は新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、東京都教育委員会から「Sport-Science Promotion Club」として指定を受け、過去に3年連続関東大会出場を果たしことのある男女バドミントン部を筆頭に、東東京大会ベスト16の成績を収めた硬式野球部を中心に、28部の生徒たちが互いに高い目標をもって切磋琢磨して、部活動を身体全体で楽しみながら活動をしています。 是非本校の学校見学会や学校説明会、部活動見学会等にご来校いただき、素晴らしい施設、環境で「小岩高校で良かった」と躍動する生徒の姿をご覧いただけますと幸いです。