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2023/08/01 行事・学校生活

2学年 夏期講習「水族館へ行こう」

7月31日(月)葛西臨海水族園にて、以下の通り夏期講習を実施しました。
生徒の取り組みをご紹介します。

≪目的≫
(1) 海の生物の多様性に興味・関心を高める。
(2) 葛西臨海水族園の見どころであるクロマグロやペンギンなどの観察を通して、
 その特殊な形態や環境への適応について理解を深める。

≪参加者≫
 2学年 理系生物選択者のうち希望者 9名

≪当日の様子≫
 午前9時30分に集合。日差しは強かったものの、風があり木陰では爽やかさも感じられました。
 Teamsで配信した課題等について簡単に説明した後、入館しました。

・アカハライモリの水槽

アカハライモリ展示
 幼生の小さな身体とウーパールーパーのような外見に驚きました。
「幼生には外鰓(がいさい)があるんですよ。」と係の方の説明を聞きながら観察しました。

 

・クロマグロの水槽 この水槽のガラスの厚さは約26cmもあるそうです。

マグロ
 問「減速するときのヒレの使い方」に対して、
 曲がる瞬間を粘り強く観察して、自分の言葉でまとめていきました。

 

・ペンギンの餌やり

コダカペンギン餌やり

2111 _ペンギンの食事.JPG

「なぜペンギンは魚を頭から飲み込むのか」など飼育員の方の話に耳を傾け、
外の暑さに負けず夢中になって、その様子を観察しました。
小さなコダカ(フェアリー)ペンギンは名前の通り可愛らしく、彼女たちには魅力的だったようです。

 

・展示:イキモノマヂカ「ゾゾゾノマヂカ」

ゴカイ展示2

「ぞっとする」生物の展示です。
ゴキブリとフナムシの違い、ゴカイが砂に潜る姿に悲鳴をあげながらも興味津々。

 

・展示:発光生物

光る生き物展示2
問「どのような生物が、何のために、どのようなしくみで光るか」について、
展示を見て、話し合いながらまとめられました。

 

・トビハゼの水槽

トビハゼ2
「え?止まってる?」「動くまで観察しようよ」とカメラを構えてからすぐに、
水槽の上から糸の付いたお皿が下りてきました。
その瞬間、ものすごいスピードでハゼが飛び跳ねて大はしゃぎ。
飼育員の方にも手を振り返してもらい、心温まる体験ができました。

 

・海鳥(エトピリカ、ウミガラス)の水槽

海鳥餌やり
「ペンギンとの違いは何か」など形態についての説明を聞きながら、
海鳥が魚を食べる様子を観察し、そのスピードに驚いていました。

 

《生徒の声(アンケートより)》
・ 講習の一環としてだったり先生方と行ったからこそ、より細部を見たり
 今まで見れなかったエサやりの時間を見たりことができた。
・ 海の中の生物はとても奥が深い。
・ 細かい部分まで観察しようとは今まで思わなかったことなので、
 今回ヒレの動きなんかを観察してとても興味深かった。
・ とても楽しかったです! 満足した1日になりました! ありがとうございました


《担当より》
  課題の問いに対して観察して自分なりの答えを見出したり、仲間と感動を共有したりする
 生徒たちの様子から、この講習の目的が達成できたと感じています。
  「先生、見てください!」などと自らの発見を伝えてくれる場面もあり、
 私自身が生徒に教えてもらったこともありました。
  今後も小岩高校の生徒たちの学ぶ力を伸ばしていけるように努力していきます。