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2023/03/11 行事・学校生活

令和4年度東京都立小岩高等学校第58回卒業式を挙行いたしました!!

令和5年3月10日(金)に本校体育館にて、第58回卒業式を挙行致しました。

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第58期生の卒業生入場 暖かい拍手で卒業生が迎えられました。

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卒業証書授与  担任の先生に呼名され、元気よく「はい」と返事をして立ち上がります。

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卒業証書授与  クラスの代表が校長より卒業証書の読み上げを受けました。

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卒業証書授与  校長よりクラス代表に卒業証書を授与されました。

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校長式辞(概要)

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

58期生の皆さんは新型コロナウイルス感染症の影響で様々な制限を受け、思い描いた高校生活過ごすことのできない無念さをたくさん抱えました。しかし、辛く長いコロナ禍の状況の中でも、笑顔を絶やさず、現実を受け止め、仲間と一緒に協力することを楽しみ、様々なチャレンジを最後まで続ける力を身に付けていきました。

小岩高校の生徒の良さは仲間思いで仲間のためには、労を惜しまず、相手の立場に立って一緒に悩み、物事の解決策を一緒に考え、その実践を楽しんでしまえることです。
特に、卒業式前の3月7日の58期生の手作りの大運動会の実践は58期生でなければ実践することができなかった取り組みであり、その大運動会の実践を心から讃えたいと思います。

皆さんは「小岩高校の卒業生」という「伝統のタスキ」を受け取ることになりました。「伝統のタスキ」、そうです、駅伝と一緒です。このタスキは、受け取った以上、自分の活躍する分野で、「小岩プライド」と「小岩ブランド」を発揮することが大切となってきます。「小岩プライド」とは、「小岩高校で良かった」という自尊心です。そして、「小岩ブランド」とは、小岩高校を卒業した皆さんの頑張りになりますどうかその「小岩プライド」と「小岩ブランド」を大切にそれぞれの進路での活躍を祈念しています。

そこで、「小岩プライド」をさらに高めるスキルについてお話しします。
小岩の「こ」 事の本質は何かを見抜く力を養うことです。事の本質とは本当に一番大切なことは何かを考えること。
物事を進める時、言われたことだけをやるのではなく、この取り組みで一番大切なことは、何かを自分で自分に説明する習慣を身につけましょう。また、本当に一番大切なことはこういうことですよねと確認することで、事の本質を見抜く力が身に付いていきます。
小岩の「い」
今すべきことに優先順位を付けて実践する
その日にすべきことを毎朝、ToDoリストに書き出し順位をつけ、一つ、一つ片付ける度に自分を褒めましょう。やってはいけないことは、できなかった自分を責めることです。すべてを完璧にできることは、絶対ありません。明日はこうしてみようと前向きにメモを残し、うまくできなかったことを引きづらないことです。
小岩の「わ」
ワクワクすることのできる自分を作っていくことです。自分の課題ややるべきことに対して、あんな風にできるかな、それともこんな風にやったらもっと面白くなりそうだなとか・・・自分をワクワクさせると、何事にも前向きに取り組むことができ、その姿は周囲の人々を勇気付けることに繋がります。そう簡単にワクワクできないよと思う人がいると思います。そんな人はこの課題を片付けけたら、おいしいものを食べにいこう。今週中にこれをやり遂げて、週末にはアレを楽しみいこうというワクワクでいいのです。ワクワクする自分を作って、先の読めない社会の中でも明るく心豊かによりよく生きる自分をつくっていってください

最後になりましたが、本校の教育に多大なるご協力、ご支援をいただきました保護者の皆様方、3年間お子様の大きな支えとしてお力添えいただき、誠にありがとうございました。生徒たち皆さんが、本日こうして晴れの門出を迎えることができたことに心より感謝申し上げます。
卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを心よりお祈りし、式辞といたします。

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2学年 生徒会長 渡 桜城 さん  在校生の言葉(概要)

卒業生の皆様ご卒業おめでとうございます。在校生を代表して感謝の気持ちお伝えするとともに、心よりお祝い申し上げます。

私たちにとって、先輩方は常に目標であり憧れでした。

特に今年度は新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底させ、多くの学校行事をコロナ禍前に近い形で実施することができたのも、先輩方がリーダーシップを発揮して私たちを導いてくれたおかげです。特に、「体育祭」では、勝利に向かって各団が一つにまとまり、初夏の暑さに負けない熱戦が繰り広げられました。その姿は正に体育祭のスローガンである「一体感」を表現していました。本当にありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症の蔓延が始まった中での入学、本当に不安の絶えない高校生活ではなかったのではないでしょうか、3年間様々な困難にぶつかりながらもこうして乗り越えてきた先輩方は、私たち岩高生にとって、誇らしく、たくましい存在です。先輩方が残してくれた卒業への道しるべをたどり、背中を追いかけて私たちは成長していきます。

先輩方、いよいよ惜別の時です。私は人にはできない大きなことを先輩方が成し遂げることを祈っています。そして先輩方の健康とご活躍を在校生一同お祈りいたします。本日まで本当にありがとうございました。

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卒業生代表 森重 和仁 さん  卒業生の言葉 (概要)

新型コロナウイルスの影響が収まりきらない中、本日はこのような素晴らしい式を挙行してくださいました先生方、ご多忙の中ご臨席してくださいました来賓の皆様、並びに保護者の皆様に卒業生一同より御礼申し上げます。

私たちの高校生活は2か月の自宅学習からという前代未聞の始まり方でした。入学を祝う会の体育館で間隔をあけられた椅子にはどこか寂しさを感じましたが、クラスメイトや先生方に会うことができ、とても嬉しかったです。その後は出席番号の偶数・奇数、男子、女子に分かれての分散登校が始まりました。クラスのどこを見ても男子しかいないというまるで男子校にいるかのような不思議な感覚を味わいました。残念ながら、この年は三大行事などを行うことができない我慢の一年となりました。

二年生になると、体育祭を学年ごとに行ったり事前に撮影した動画を流したりする文化祭などの様々な行事を行うことができました。体育祭の練習や文化祭のための撮影を通じてクラスメイトとの絆を深めることができました。

三年生になってやっと行うことできた校外学習では、よみうりランドに行きました。友達に強引に乗せられた絶叫アトラクションも今となってはいい思い出となっています。

私たちとって最後の体育祭は三学年の全校で行うことができました。人数が多いことや先生方が対抗リレーを走ったこともあり、非常に盛り上がった一日となりました。

残念ながら、修学旅行は中止となってしまいましたが、代替行事として富士急ハイランドへいきました。長い移動時間も友達と一緒に会話をしたりゲームをしていると長く感じることもなく、短い滞在時間でも複数のアトラクションを満喫することができて楽しかったです。

つい3日前に最後の学年行事として運動会が行われました。最後を飾るのにふさわしいとても楽しい時間を過ごすことができました。中心となって働いてくれた学年行事係のみなさんありがとうございました。

私の高校生活での一番の思い出は部活動です、私は男子バレーボール部に所属し、部長とキャプテンを務めました。部内での衝突が起きてしまったり、不真面目な部員がいて、何度も大変な思いをしました。しかし、困難を乗り越えていく中で、結束力が強まり、最後の大会では、目標としていた結果で終えることができました。この時に私は男子バレーボール部でよかったと心の底から思いました。部活動などに入っていた同級生は共感してくれると思います。

私たちはこれからそれぞれの道をに進んでいきます。今までよりも大変なことが待ち受けているかと思います。そんなときは小岩高校で学んだことを生かし、一歩一歩着実に進んでいきます。

優しく、時には厳しく指導くださり、コロナ禍でも私たちが思い出を作ることができるようにご尽力いただいた先生方。楽しい時もつらい時もそばにいてくれて一緒に壁を乗り越えてきた仲間たち。そして、どんな時でも私たちのの一番の味方であり、計り知れないほどの愛情を込めてここまで育ててくれた家族。すべての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

最後になりますが、小岩高校の益々の発展と皆様のご健勝とご多幸を祈り卒業生の言葉といたします。

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暖かい拍手の中の卒業生退場

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先生方の暖かい激励の拍手を受け、卒業生はそれぞれの道を歩んでいきます。卒業おめでとう!!