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2022/09/04 行事・学校生活

避難訓練【防災学習】の実施について

9月1日(木)の2学期始業式の後に、避難訓練【防災学習】を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響で集合型の避難訓練を実施できないので、小岩高校では実践を想定した防災学習を実施しています。

今回は「風水害」を想定して、「東京都総務局総合防災部」の職員の方を講師としてお迎えして、「東京マイタイムラインセミナー」を開催しました。

 

始業式同様に、各クラスでオンラインを活用した「東京マイタイムラインセミナー」が始まりました。まずは、本日の学習の内容の確認です。

本日の流れ.JPG

風水害の恐ろしさの一つとして、内水はん濫の怖さを動画で学びました。

内水氾濫.JPG

続いて、小岩高校周辺で荒川等の河川のはん濫が生じた場合、どんな状況になるのかの洪水想定の状況を地図を見ながら、3.0~5.0Mの浸水想定が予想される解説を頂きました。

小岩高校周辺.JPG

そして、いよいよ「台風が3日後に東京を直撃された場合のタイムラインの作成」についての解説です。

3日後台風.JPG

台風が近づいている時.JPG

マイタイムライン冊子を見ながら、自分がすべきことについて、書き出したり、周囲の仲間と確認をしていました。

今年度も既に沖縄地方にこれまでに経験したことのないような大きな台風が接近しています。

今後、いつ、東京に同じような被害をもたらす台風の襲来があるかもしれません。どうか、ご家庭で生徒とともに各家庭で台風に備え、「事前に準備しておくべきこと」「事前避難する候補の親戚や知り合いの検討」、「家族の集合場所」、「連絡方法」など生徒の持ち帰った「マイタイムライン」を見ながら、家族会議を実施してください。

全体的な「マイタイムラインセミナー」の後に、各クラスの代表生徒による実際の東京が大洪水になってしまった場合を視覚的に体感できる「VR機材体験会」を実施しました。

VR体験.JPG

【VR体験をした生徒の感想】

VRのクオリティーが高く、本当に避難しているような感覚でした。実際に間に合うかなとか危険はないか等、考えることが非常に多いものだなとVR体験を通して気づくことができました。こんな状態になる前に避難することが大前提ですが、こうした経験ができてよかったです。

 

初めてVR体験をしました。地下鉄に入った時に、後ろを向いたら雨水が入ってきて焦りを感じた。現実なら恐怖すぎる状況で、地下鉄がどれだけ危険か体験できて良かった。普通に話を聞くよりも、体験することで記憶に残り、今後も同じような状況になったときに、どのように行動すればよいかがわかることができた。貴重な体験をありがとうございました。