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2022/07/26 行事・学校生活
令和4年度 Tokyo Global Gatewayに訪問しました!
7月20日(水)に国際理解教育の一環として、有志の生徒でTokyo Global Gateway(以下、TGG)に訪問しました。
TGGは東京都教育委員会と共同して作られた全く新しいタイプの体験型英語学習施設です。日常から離れ、海外をイメージして作られた街並みでいつもと違う環境の中、グローバルな世界が体験できます。一度プログラムが始まると、その後の進行はすべてイングリッシュスピーカーのエージェントに任され、生徒たちは聞くのも英語、話すのも英語の世界へと入っていきます。
(TGGに参加した有志の生徒17名)
プログラムが始まると使用言語が英語のみになり、引率教員も生徒たちに話しかけてはいけなくなります。
はじめは緊張の面持ちでしたが、エージェントの皆さんとのチームビルディングで徐々に笑顔と英語の発話が生まれていきました!
次はいよいよ海外の施設を忠実に再現したアトラクションエリアで、日常生活に役立つ英語を学びます。
最初に訪れたのはトラベルゾーンのpharmacy(薬局)。まずは物を買うときに役立つ英語の表現や薬局に関する語彙を学び、実際に買ってみます。待ち時間も常にエージェントが英語で話し続けるため、生徒たちは頭が常に動き続けています。
(表現や語彙について学ぶ生徒たち。持っているミッションカードをもとに買い物をします。)
(薬局で買い物中の生徒)
次にむかったのはquick bite(ファストフード店)のお店です。ハンバーガーやポテトなど、馴染みのある食べ物について学びながら、実際に交流して購入するシミュレーションを行いました。
(意外にも英語と日本語で共通する言葉があることに驚く生徒たち)
トラベルゾーンの最後はGlobal Travel(旅行会社)です。海外の旅行会社に行ったときのように、行き先やプランを店員と相談しながら決めています。
次に生徒たちが向かったのはホテルゾーンのTGG Hotelです。ここでは、部屋の要望やトラブルを受付に伝えるといったミッションが課せられています。内装も海外のホテルが忠実に再現されています。
(ホテルの受付で要望を伝える生徒たち)
待ち時間ももちろん、エージェントと英語で話し続けます。ずっと英語を使い続けているので、そろそろ生徒たちの顔に疲れの表情が・・・。
(ホテルに関する語彙を学んだり、英語でゲームをする生徒たち)
ホテルゾーンの次のエリアはGet Well Clinic(病院)です。ここではお医者さんに自分の体調を伝え、処方箋をもらうシミュレーションをします。体や医療、病気に関することを英語で表現するのはとても難しいですが、生徒は何とか食らいついてコミュニケーションしていました。
(医者役のエージェントに自分の体調を伝える生徒)
待機の生徒たちは体の部位の名前について学びます。時には生徒自身が先生となり、部位の名前を指さしながら皆に伝えていました。
(先生になって説明をする生徒)
最後に売店エリアで買い物のシミュレーションをしてアトラクションエリアは終了。今日体験したことをグループごとに振り返り、プログラムは終了しました!
生徒の中には、
「質問されている内容を瞬時に理解できなくて焦った。」
「実際に外国の人と喋ろうとすると相手の発音や喋る速度が普段の授業と段違いで戸惑いがあった。」
「伝えたいのに英語でなんて言うのかわからなくて困った。」
など英語でコミュニケーションすることに苦戦している意見がありました。
一方で、"May I have ~, please?"や"I injured my~"といった日常的に使われる表現を習得したり、
「スムーズに自分の英語で注文することができた。」
といった、自身の英語の成長が感じられる意見もありました!
TGGには、2学期も訪問予定です。
今回の体験、英語で表現できなかったことの歯がゆさ、自分の英語が伝わったという成功体験は、生徒の今後の英語学習に寄与するでしょう!