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2022/06/22 行事・学校生活

1学年 生徒一人1台端末を活用した新たな学び 人間と社会「探究学習」 グループ発表の取り組み

令和4年度の入学生から、生徒一人1台端末を活用した新たな学びの授業が導入されています。
 
小岩高校ではその実施に向け、生徒の一人1台端末を活用した授業を推進しています。

今回は1年生の「人間と社会」の探究学習「グループ発表」授業をご紹介します。

6月22日(水)5時間目、1学年の各クラスで
生徒一人1台端末を活用した新たな学び    人間と社会「探究学習」 グループ発表の取り組みの授業が始まりました。
 
これまでの取り組みでは、各クラス、グループで興味・関心をもった「テーマ」を決め、「問い」を考えます。

その「テーマの問い」について、「仮説」を立て、生徒たちは一人1台端末を活用しながら、「テーマの問い」に関する調べ学習を行います。

調べ学習をした成果をグループで話し合いをして、発表用にスライドを作成します。

発表用のスライドは、グラフや写真を活用して、視覚的にわかりやすい工夫をします。

グループの中で、最後にテーマの問いに対する結論「まとめ」の意見を話し合い、どのように発表するかも話し合います。

あるクラスの発表です。

無題
 

テーマは「難民問題について」で
 

 
「問い」は、「日本はどれくらいの人数を難民として受け入れるべきか?」というものでした。
無題2


まず、「難民とは」を調べました。「様々な理由で、自由な暮らしのできない人たちのことです」
無題3
 

 

世界の難民は、急増している事実をグラフを示して、みんなに投げかけます。

無題4

世界主要7か国と日本の難民の認定率の違いをグラフで再度示します。

さらに、日本の認定率の低さは、認定の制度に問題点があるのではないかという意見を発表します。

無題5

最後に、問いの結論を発表をすると、聞いていた生徒たちから大きな拍手が起こりました。

発表を聞いた生徒たちは、発表を聞いて、発表の評価や感想を各自の端末に入力します。

「日本はもっと積極的に難民を受け入れるために、難民認定制度を見直したほうがよい」
「難民受け入れまで、時間がかかると思う。何かより早く、難民を救う手立てはないだろうか」等、
生徒たちはそれぞれの率直な思いを入力していました。


一方、他のクラスでは、「戦争をなくすために」というテーマの発表をしていました。

無題6

この発表のあとに、クラスの仲間から「このような状況の中でフェイクニュースを信じてしまう人もいると思います。どうすれば、フェイクニュースを見抜けるようになりますか?」と質問がありました。

「一つのニュースだけを信じるのではなく、さまざまなニュースを見比べて、何が真実なのかしっかり見極めていくことが大切だと思います」と回答があり、生徒はみんな深くうなずいていました。

各クラス、様々な発表があり、それを聞いて各自が考えたことを端末に入力する生徒、タッチペンを活用する生徒、ワークシートは紙に記入するなど、生徒は自ら「個別最適な学び」を選択して、学習を進めていました。
無題7

今回、一人1台端末を活用した探究学習の授業では、生徒が興味・関心をもって、端末を操作しながら、グループの仲間と意見を出し合い、互いに納得をしながら学習を
進めているのが印象的でした。

今後も一人1台端末を活用した学習の様子を定期的にお知らせしていきます。