校章

東京都立千早高等学校 全日制

学校からのメッセージ

岡本 裕之の写真
東京都立千早高等学校
校長 岡本 裕之

千早高校のホームページにようこそ!!
令和5年4月1日付で校長を拝命しました岡本裕之です。

 本校は、ビジネスと英語を中核とし、「Creating your Futures」を合言葉に、生徒が本校での教育活動を通じて、他者との関わりの中で主体的に活動し自らの学びを深め、将来にわたり学び続けていくことができる能力を育成する進学型専門高校です。

★English 『使える英語』★

 本校の英語教育の特徴の一つに、英語の「多読」があります。これは、「辞書は使わない」「分からない所は飛ばして読む」「つまらなくなったら止める」という多読3原則に従い、自分の力で読むことができる本をたくさん読みながら 英語の基礎を学習するものです。本校独自の『ERP(多読と発表)』という授業を中心に英語の基礎を学び、1年生ではイングリッシュ・キャンプ、2 年生では 海外修学旅行において授業で学んだ英語を実際に活用することで、コミュニケーション能力が身に付きます。特に、東京都教育委員会から「Global Education Network 20 (GE-NET20)」や「海外学校間交流推進校」の指定を受け、他校に無いグローバル人材の育成にも力を入れています。また、英語や異文化を楽しみながら学べる体験型スペースである「CHIHAYA Communication Village(CCV)」を令和5年度に新たに開設し、生きた英語を身に付けられるようにします。
 この他、希望制による英国国立大学での夏季語学研修や通信講座等、本校ならではの「千早English Island(海外連携プログラム)」を展開するとともに、各種団体が主催する英語スピーチコンテスト等に出場し、入賞を果たすなど『使える英語』を楽しく学んでいます。

★Business『役立つビジネス』★

 本校のビジネス教育には、簿記や情報処理といった基礎的な科目のほかに、本校独自の『コミュニティデザイン』という授業があります。これは、環境や福祉などの分野における様々な社会的課題について、ビジネスを通じてどのように解決していくかという「ソーシャルビジネス」を学習するものです。授業ではワークショップやフィールドワークなどを行い、外部講師からの指導助言を受けながら報告書や発表内容をまとめることで、実社会における課題解決能力やプレゼンテーション能力などが身に付きます。更に、近年、大きな社会的取組の一つである SDGs についても学校を挙げて推進しています。
 その他、課外活動として社会貢献活動や企業活動を体験する「CBP(千早ビジネスプロジェクト)」などを展開するとともに、地域や地方公共団体、企業や大学、NPOなどと連携した特色ある授業、ビジネスプランコンテストへの応募、夏季ベトナムビジネス研修など、『役立つビジネス』を主体的に学んでいます。

★RESPECT『他者への尊敬の精神』★

 本校の校歌に、「やさしいまなざしを人にむけて生きよう」「友たちの痛み分かちあって」という歌詞があります。すべての人が安心して楽しく学ぶことができる学校であるためには、一人一人が規律ある生活を送ると共に、各自が周囲の人のことを考えてお互いの気持ちや立場を大切にし、人間関係を築いていく必要があります。
 本校では、「RESPECT」を持って常に行動できるように、学ぶ者として守るべき姿勢を中心に生徒指導を行っています。他者に威張らず、自分に卑屈にならない人間の育成です。教育活動のすみずみに、『他者への尊敬の精神』が息づいています。

 平成 16 年度に開校した本校は、今年で 20年目を迎えました。令和6年度に入学する皆さんは、第 21期生になります。中学生の皆さんには、本校の特色ある教育内容を十分理解した上で入学し、モチベーションを高く保ちながら、『チーム千早』の一員として高校生活の 3 年間を過ごしてほしいと願っています。皆さんのご来校をお待ちしています。