航空業界講座を実施しました。（2学年）

　本校では12月22日、国際交流や国際的な視野を広げ、生徒一人ひとりが自分自身を見つめ直すきっかけとし、進路選択の幅を広げることを目的とした「航空業界講座」を実施しました。

　今回は、日系航空会社で現役パイロットとして活躍されている方を講師としてお招きし、パイロットの仕事についてお話しいただきました。

　講話では、まず「パイロットの仕事は操縦する」だけではなく、航空機を安全に運航するために必要な幅広い業務について紹介がありました。フライトごとに搭乗する乗務員は異なり、ほとんどが初対面である中で、パイロットにはチームをまとめるマネジメント能力が求められること、乗客に安全・安心を提供するため客室乗務員と協力が欠かせないことなど、日々の業務が語られました。

　また、パイロットの1日の流れを紹介した短い動画を視聴し、ブリーフィング、気象状況の確認などパイロットの仕事の流れを知ることができました。

　続いて、実際の航空管制の音声を聴きながら、国によって英語のアクセントや話し方に特徴があることが紹介され、国際的なコミュニケーション能力の重要性について理解を深めました。パイロットには高度なコミュニケーション力が必須であり、伝達の誤りが事故に繋がる可能性もあるため、航空会社では徹底した研修が行われているというお話もあり、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

　その他、これまで分厚い冊子で携行していたフライトマニュアルが電子化され、現在はタブレットを活用しするなど、業務の効率化が進んでいるというお話もありました。

　今回の講座が、生徒たちにとって航空業界への理解を深め、将来の進路選択を考える上で貴重なきっかけとなったことを願っています。