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2025/11/11 お知らせ
美術選択の生徒の作品が青梅駅近くの雪守横丁のオープンギャラリーで展示されています
2年の生徒たちの版画作品が美術選択の生徒の作品が青梅駅近くの雪守横丁のオープンギャラリーで展示されています。
展示期間は11月5日(水)から 11月26日(水)午後1時30分までとなっています。
11月15日(土)・16日(日)は青梅駅周辺で青梅宿アートフェスティバルが開催されます。
ぜひ多くの皆様にご覧いただけましたら幸いです。



版画作品のテーマーEx Libris (蔵書票)についてー
1450~70年頃「ハリネズミ書票」と呼ばれる最古級の蔵書票(木版刷り)
"Hanns Igler das dich ein Igel Kiis「(この本を盗む者は)ハリネズミにキスされるだろう」"と書かれている
*Ex Libris(エクスリブリス)とは、蔵書票のことをいいます。
蔵書票とは、本の表紙や見返し部分に貼り、持ち主の名前を示すためのものです。
ラテン語で「誰それの蔵書から」という意味であり、今では蔵書票をあらわす世界共通語となっています。
15世紀のドイツで誕生した当初は、貴重品であった本の盗難を防ぐ目的もありました。初期の蔵書票には、盗む者への呪いの言葉が刻まれたものもあったそうです。
16世紀になるとルネサンス期の巨匠も手がけ、やがて蔵書票はヨーロッパ中に広まっていった。
・1891年「ドイツ・エクスリブリス協会」設立
日本では本の持ち主を示す蔵書印が用いられてきたが1900年(明治33)文芸誌『明星』に紹介され知られるようになり、画家や版画家が版画仕立ての蔵書票の製作が始まった。
・1943年「日本愛書会」設立
現在は「日本書票協会」として蔵書票の収集や交換会の中心になっている。
蔵書票は、その芸術性の高さから「紙の宝石」とも呼ばれ、コレクターの間で収集や交換の対象となっています。国際的なコンペティションも頻繁に開催されています。