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2023/09/13 多摩高LIFE

多摩高祭 校長の講評

まずは、この度の台風13号による災害に際し、心よりお見舞い申し上げます。関東地方に広範囲にわたる被害が出ております。皆さんのご家族、ご親族の方で被害に遭われた方があるかもしれません。早期の復興をお祈りします。

本校でも、一日目は、川の増水や崖崩れの危険性や交通機関の影響で参加できなかった生徒の皆さんも少なくありませんでした。文化祭1日目に参加できず残念な思いをしていたことと思います。また、台風の動きは予測することが難しいことから、進度によっては文化祭を早く切り上げて下校という判断もありうるところでした。文化祭担当の先生方が体育館公演の全ての団体ができるだけ公平に発表できるように考えた短縮プログラムでの実施についても、生徒の皆さんは限られた時間の中で、全力で取り組んでいました。1日目は計画していたようにならないという課題を多くの団体が抱えていましたが、見事2日目はその課題を解決し、クラス企画、展示部活動の企画そして公演等、全て成し遂げることができました。飲食の団体も制約のある中、感染対策を講じて多摩高祭を盛り上げていました。参加されていた来校者の方々が「多摩高校は生徒の皆さんが頑張っていていいですね。」「生徒さんが明るくていいですね。」と言ってくださっていました。私自身も、皆さんからの心温まる声かけや親切な行動を受けて、感動しました。

さて、多摩高祭では、皆さんが運営する立場としても、演じる立場としても、そして、観客として参加する立場としても生徒の皆さんが全力を尽くす姿を見ることが出来ました。多摩高祭で皆さんに身 に付けてほしい資質・能力としては、「協働する喜び」「成し遂げる力」「自己肯定感」この3つを掲げていました。多摩高祭の皆さんの評価については、私はこの「協働する喜び」「成し遂げる力」「自己肯定感」の3つの観点でオールAであったと確信しています。

結びに、皆さんの活動を支えていただいている保護者の皆様、地域の皆様そして、身近で支えていた先生方への感謝の気持ちを、是非言葉で表して、伝えてください。これからこの多摩高祭の経験を皆さんが今後の学校生活に活かしていくことを期待しています。           校長 上村礼子