夏の大会は、もう目の前です。本校グラウンドの「硬式野球部」は「調整」ではなく、勝ち切るための最終局面に入っています。いまのチームには、夏の一戦を奪い取りにいく集団の緊張感があります。
その土台にあるのが、これまで積み重ねてきた実戦経験です。本校は都立でありながら、甲子園常連校との練習試合を重ね、全国レベルの打球の強さ、走塁の圧、守備の隙のなさを真正面から受け止めてきました。そこで突きつけられる現実は甘くありません。だからこそ、失点の理由も、あと一本が出なかった原因も、全部を飲み込んで練習に持ち帰り、「次は同じ形でやられない」をチームの約束事として積み上げてきました。強い相手とぶつかり続けたからこそ、都立の枠に収まらない“勝負の基準”がチームに根づいています。
そして本校の強みとして欠かせないのが、投手力の高さです。複数の投手がそれぞれの持ち味を持ち、球速や勢いだけに頼らず、コース、緩急、カウントの作り方まで含めて「試合を動かす投球」を追求しています。ブルペンでは一球ごとに意図があり、捕手との呼吸、守備との連動、次の回も投げ切る体力までを想定した準備が徹底されています。夏の短期決戦で最後にものを言うのは、苦しい場面で踏ん張れる投手陣の底力。本校はその武器を、はっきり持っています。
大会直前のいま徹底しているのは、“夏の勝負所”の再現です。バント処理、カバーリング、中継、牽制、スタート、状況別の守備位置。1点を取り切る走塁、1点を守り切る声の連動。ミスは流しません。「なぜ起きたか」をその場で合わせ、「次の一本で消す」まで終わらない。ここで甘さが出たチームから夏は終わる――全員がそれを知っているから、練習の一球一打が軽くなりません。
受検を検討している皆さんへ。高校野球は、環境よりも“覚悟”で上がっていけます。「硬式野球部」には、強豪校とぶつかり続けてきた現実と、自分たちを鍛え直してきた積み上げがあります。夏休みには体験入部(見学可)も実施予定です。「本気で強くなりたい」「勝負の舞台で自分を変えたい」――その気持ちがあるなら、ここがスタートラインです。
【▼ 本校選手の取材レポートはこちら】https://cms.metro.ed.jp/takenodai-h/news/2026/06/3_3.html