校章

東京都立立川国際中等教育学校

動画はこちら

ニュース

2026/04/22 School Life

【立国の春期講習③】多摩川河口フィールドスタディ

理科の春期講習として多摩川河口でフィールドスタディを実施しました。

学校が立地する立川ローム層を形成した多摩川の流域を訪れ自然科学の観点から体験的に学ぶことを目的にした一日講習です。

都民と神奈川県民の重要なインフラストラクチャー(水資源、治水・防災、生活空間)である多摩川を、流域として捉えていく試みです。

今回は河口域の干潟です。五感も使いながら既習知識(堆積、三角州、汽水生態系と都市環境、水再生や防災)の活用と、自然科学的な問いを立てる体験を行いました。

参加者は1年生2人、2年生2人、3年生1人と、卒業生が3人参加しました。

 

以下参加生徒の感想です。

今回のFSで多摩川河口の干潟に行って、ヤマトオサガニが巣穴の周りを歩き回る様子を観察しました。また、干潟にはクラゲの死体がいくつも打ち上げられていて、潮の影響を強く受けていることがわかった 多摩川は上流のイメージとは全く違い、河口では海に近い環境になっていることに驚いた。特に、干潟には川の生き物だけでなく、海の生き物の死骸も見られ、川と海がつながっていることを実感した。 ヤマトオサガニは干潟のように水位や塩分が変わりやすい場所でも生きられるよう、巣穴で体を守ったり、素早く動いたりして適応していると考えた。クラゲの死体が多かったのは、潮の流れで海から運ばれてきたためで、河口が海との境界であることを示している。 これからいろいろな川を見るときは、「川=淡水」という単純な見方ではなく、場所によって環境が変わることを意識して観察して行きたい。また、多摩川のような身近な自然にも多様な生き物がいることを忘れずに大切にしていきたい。【3年生】

 

干潟には小さな魚の群れがいる水たまりやエビやカニが少し見られる所があった。エビは水に流れていて、カニは時々砂浜の穴から出てくる姿が見られた。また、クラゲは砂浜で死んでいる姿を見た。 東京にこんな広い干潟があって、自然と触れられる場所があることに驚いた。初めて長靴をはいて水たまりに入った時は泥の中に多くの生物がいて、すごかった。 干潟に生息しているカニ、エビなどの甲殻類はエラ呼吸をしており水陸両方で生活できる。泥の中にある有機物を食べて、その小さなカニ、エビを食べる動物がいて、干潟は生態系サービスの大切なエサ場となっている。 今までは生物に実際に触れたことがなく、水族館や動物園で見るだけだったが、今後はこうした機会に生物にそっと触れてみて、その生き物のことをもっと知りたいと思う。【2年生】

 

海の近くでは、ミズクラゲ、赤クラゲが打ち上げられていた。海から10メートル以上離れたところに無数の穴があり、カニが頭を出したり引っ込めたりしていた。どこから来たかはわからないが、ミシシッピアカミミガメがいた。 同じ多摩川沿いでも、歩いていて地面がよく沈む場所、沈まないところがあった。沈みにくいところにカニはおらず、同じような場所でも地面の柔らかさでカニの分布が変わるのかと思った。多摩川にミシシッピアカミミガメがいることに驚いた。 多摩川は、水が多くなると、沈みやすかった所まで水が来る。(川崎市ホームページ)そのため、カニは自分が流されないために、巣を作っているのではないかと思った。 そして、ミシシッピアカミミガメがここまで来ているということは、思った以上に全国に広まっているのではないかと思った。ミシシッピアカミミガメは、繫殖力が高いそうなので多摩川の生態に悪影響を及ぼすのではないかと思った。 シシッピアカミミガメが広まったことで、生態系が壊されたこともある。被害を拡大させないために、これからは外来種を見つけたら、捕まえて行政機関に受け渡そうと思った。【1年生】

沼地には、カニが多く生息していた。海の近くにはクラゲが打ち上げられていた。水溜まりのような場所にはとても小さな魚がいた。 カニは沼地に生息していたため、空気の多い場所を好むのかと思った。また、多摩川の河口付近は海と近いためか、満ち干きがきちんとあることに驚いた。 同じ多摩川でも生物は、住みやすい場所がそれぞれ違うため、いる場所が異なる。水がたくさんある場所や、空気がたくさん含まれた大地などといった古くから形成されてきた土地に圧倒された。 今後、川を観察する時は場所によって住んでいる生物が違うということを意識して観察していきたい。そして、川と海はとても繋がりが深いということも忘れないようにしていきたい。【1年生】

 

砂浜では打ち上げられたクラゲや水たまりに取り残された小さな魚の群れを、ヨシ原付近の泥場ではたくさんのカニを見ることができた。また、フジツボがついたペットボトルなども打ち上げられていた。 砂浜は足場が安定していて歩きやすく、硬い場所が多かったが、泥場は全体的に柔らかく、特に足跡がたくさんついている場所が一番はまりやすかった。ペットボトルは自販機などで買った新品のものに比べて少し曇っていて見た目も脆そうだった。 泥場は泥の粒が小さいため足場がやわらかく、細かい土でできているため保水性が高いため全体的にべちょっとしているので足がはまりやすくなり、砂浜は砂の粒が比較的大きめなため足場がかたく、鉱物や岩石の細かい粒でできているため保水性が低く、そのため足もハマりずらいと考えられる。 今回打ち上げられたペットボトルを見て、故意でなくとも風で飛ばされたなどの理由で自分が使ったゴミがこうして環境に影響を与えてしまうんだ、と再認識したので、ゴミはしっかり袋やゴミ箱に入れて飛んでいかないようにしてゴミを捨てたり持ち運ぶようにしたい。【2年生】

 

メディア (1)

メディア