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東京都立立川国際中等教育学校

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2025/02/04 立国の探究

第2学年地域課題探究最終発表(財務局ゼミ)実施報告

第2学年は、「総合的な学習の時間」を活用した立国LEADERプログラムで、様々な企業と接続しています。

授業では、各企業ごとのゼミを組織し、企業から提案された課題に対してのソリューションを考えてきました。

財務局ゼミでは、関東財務局立川出張所からいただいた4つの課題に取組んできました。  

①未利用国有地の暫定利用と管理コストの削減について

②未利用国有地の最適利用について

③老朽化した建物の活用について

④庁舎の空きスペースの活用について  

これまでのゼミでは、同所の佐藤主任官とともに現地調査を行いました。

生徒は、現地を見ることで自分の取組む課題にを選んでいきました。

課題を見つけた生徒らは、その後のゼミで取組んでいる課題に対する最善と考える解決策を提案してきました。

ゼミ生は、お互いの解決策や検討事項についてディカッションをして深めていきました。

時には、佐藤主任官をはじめとすると財務局の講師の方々とオンラインミーティングで質問や相談をしてきました。

セミ生は、新たな考えが閃くと、追調査を繰り返し行い自身の提案を深めていきました。

 

1月30日(木)、財務局ゼミ生6名は関東財務局立川出張所内の会議室で最終報告会を実施してきました。  

当日は、同所所長の小原署長をはじめ14名もの方々が助言者として参加していただきました。

助言者の方からは、生徒一人ひとりの提案に対して質疑応答まで行っていただきました。

企画提案中は、研究発表さながらの空気感に生徒は大変緊張しながらも、

複数の提案を示してそれぞれのメリットとデメリットを比較して実現可能性を考察したり、実際の予算や提案実施までのタイムスケジュールを提示したりするなど、具体的な提案ができました。

報告会の最後に、佐藤主任官から、課題①の「未利用国有地の暫定利用と管理コストの削減について」に対して「財務局担当者である大人が考えるとどうなるか」を発表していただきました。

佐藤主任官は、実施踏査当日の生徒のつぶやきをグルーピングしてテーマを設定していく様子を「思考の整理編」としてまとめていただき、

それらを基に考え出した提案を「発表編」として提示していただきました。

生徒らは、自分たちの何気ないつぶやきから、立川国際の隣にある国有地の活用法が提案したことに驚いた様子でした。

佐藤主任官の提案では、予算やクリアすべき事項など具体的提案がまとめられており、作業工程まで示されていました。

生徒らは、スケジューリングが組みあがっていく様を目の当たりにして全員が大変衝撃を受けていました。  

 

~生徒の感想~

○人生で初めての本格的な発表でとても緊張したがすごく楽しかった。

○質疑応答で自分になかった発想が得られた。

○(佐藤様の発表を聞いて)もっと「立国生だから」という提案を考えることができたらよかったと考えさせられた。  

 

同会の最後に、小原所長より「プレゼンする相手のメリットを意識し、強くアピールすること」の大切さを教えていただくとともに、

「テーマに対して、何もないところから様々に発想し、考えられていてよかった。」とお褒めの言葉をいただきました。

参加生徒には、「探究することは楽しい」という感覚を大切にして、様々な場面で自分の考えを論理的に提案する力を養ってもらいたいです。

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