本校が行っている海外研修はいずれも、単に海外に行く期間のみに研修が限定されるものではありません。
シンガポール国立大学リーダー研修の場合は、1月の事前英語研修をスタートとすると、3月の現地研修、帰国後の事後学習、翌年10月の全校に向けた成果還元報告会の全てを通して9ヶ月という長期間に渡って行います。
今回は「事前英語研修」について報告します。
1月18日と19日の両日、英語ネイティブ・スピーカーの外部講師を招いて5時間半ずつ「英語漬け」の研修を行いました。
ファシリテーターは、様々な国から日本に留学している大学(院)生達が研修のサポートをしてくださいました。
教える人、学ぶ人、みんな合わせて6ヶ国もの異なる国にルーツを持つ人が集ったことになります。
小さな教室の中にも関わらず豊かな多文化交流の機会になりました。
2日間の学習会の締めくくりは、「日本の文化を世界の人に知ってもらおう」をテーマにしたプレゼンテーションでした。
“3, 2, 1, action!”の掛け声で、生徒一人一人の個性豊かな発表が始まり、発表後はファシリテーター達からの質疑も飛び交い、大いに盛り上がりました。
講師の先生からは一人一人への丁寧なフィードバックも頂き、生徒たちは達成感を味わうと同時に、
「もっと英語を喋りたい、もっとプレゼンテーションをしてみたい」という意欲を高め、3月のシンガポール国立大学での研修が待ち遠しくてたまらなくなったようです。
英語力に不安を抱えながらこの研修に応募した生徒もいますが、この2日間の事前研修を通じて見違える程の成長をみせ、英語を話すことに対する自信をつけることができた様子です。
この2日間を共に乗り越えることで生徒同士の絆も芽生えました。


3月のシンガポールでの現地研修において寝食を共にしながらこの絆がさらに強固なものとなり、切磋琢磨しながら精神面でも大きな成長の機会となることが期待されます。