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東京都立立川国際中等教育学校

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2021/11/19 タチコクギャラリー

11月17日(水)前期課程朝礼 校長講話

 皆さん、お早うございます。

 天気の良い日が続いていますが、寒さは徐々に増してきています。先週の7日(日)には「冬至」を迎えましたね。今朝(11/17)の天気予報では、立川市の最高気温は15℃になると伝えていました。体調を崩さぬよう、注意してください。約2週間後には、第2学期の期末考査が始まります。

 さて、近年、企業では「パーパス」が重要視されてきています。パーパス(Purpose)の意味は分かりますね。目標、目的…です。今週、月曜日の朝にNHKでもパーパスについて取り上げられていました。従来は「利益」が企業経営の最大のテーマでしたが、利益は結果にすぎないといいます。現在、SDG`sで持続可能な社会が求められています。企業の目的にも環境・社会・ガバナンスが必要で、金融市場からも要請があります。日本でも今後、倫理的消費が広がっていくことが予想されます。地球にやさしい、あるいは健康にやさしい商品の供給が商品市場で増えいくと言われています。利益を生むのはこのパーパス(Purpose)であると話しています。目的などと訳されますが、ここでは「志」と訳しています。どういうパーパスをもって企業は存在しているのかが、改めて問われているということです。パーパスは、いわば「論語と算盤(そろばん)」です。渋沢栄一は100年以上も前からその重要性を指摘しています。

 立川国際でこのパーパスを考えた時、本校のパーパスは何でしょうか?

 第1は教育目標「国際社会に貢献できるリーダーとなるために必要な学業を修め、人格を陶冶する」です。立川国際の柱となる教育目標です。

 第2に立川国際のグランドデザインです。グランドデザインの「Road to Global Citizen Think Globally Act Locally」を訳すと、「地球規模で考え、地元・地域から行動し、世界市民へ」です。

 そして第3に「校歌」です。現在、1年生全員と昼休みに面接をしていて、校歌を知らないということを聞きました。以前は始業式や終業式、修了式の時に校歌を斉唱する機会がありましたが、コロナ感染症対策のために、儀式的行事で生徒全員が集まることができず、最近は校歌を歌う機会がありません。今、2月の合唱祭に向けて、少しずつその活動が始まっています。練習も活発になっていくと思いますので、その練習の中で、是非、校歌を歌うことができるようにしてください。合唱祭当日に、みんなで校歌を斉唱することが出来ることを期待しています。

 最後に、新型コロナ感染症対策についてです。

 東京都の昨日(11/16)の感染者数は15人と減少はしていますが、今後、感染が再び拡大する可能性もあります。新型コロナウイルス感染症対策をしっかり引き続き行っていく必要があります。自分自身はもちろんのことですが、「感染しない、感染させない」をモットーに感染症対策をお願いします。そのことが、立国生の皆さんを守ることになります。

 よろしくお願いします。