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東京都立立川国際中等教育学校

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2021/08/30 タチコクギャラリー

8月25日(水) 第2学期が始まりました

 35日間の夏季休業を終えて、立川国際の第2学期の学校生活が始まりました。8月25日(水)の始業式の後、教室で学活・LHRを行う学年、アリーナで学年集会をする学年、教室やロッカーの環境整備する学年がありました。緊急事態宣言が発令・延長されている中、今まで同様、感染症対策を行いながら、2学期の学習・生活・部活動に取り組んで行きます。

 

始業式・生活指導部主任より

 

 皆さん、こんにちは。夏休みが終わりました。まずは、皆さんが大きな事故もなく2学期の始業式を迎えることができたと思い、嬉しく思います。

 私が、1学期の終業式に3つの大切にして欲しいことという話をしたのを覚えていますか?

 1点目は、「時間を大切にしてください、そして、何か毎日継続して達成できる目標を作ってください。」とお話ししましたが、皆さんは、自分の目標を達成することが出来ましたか?どんな些細な事でも達成できた人は、確実に1学期よりも成長したことでしょう。2学期の活躍を期待しています。

 2点目は、規則正しい生活を大切にしてくださいという話でした。「(夏休みなので)いつもなら、昼前まで寝ていたのに今日は、早く起きたからまだ眠たい、朝時間がなくて朝食を食べていない」という人はいませんか?暑さやコロナウイルスに負けないように2学期も規則正しい生活を送り、健康な体を維持していきましょう。

 3点目に話したのは、自分を大切にしてくださいという話でした。全国的には、今年も豪雨などによる被害が起こりました。災害は、いつ起こるかわかりません。今日も前期生は、1学期に行った避難訓練についての振り返りを行いますが、真剣に考え、まずは自分の身を自分で守れるようにしてください。

 最後に、私がこの夏休みで感動したことについて話します。皆さんもオリンピックの競技等を観たことと思います。私が印象に残っているのは、日本女子バスケットボールチームが銀メダルを取ったことです。バスケットボールという種目は、ゴールが上にあることなどから、圧倒的に高さが有利となるスポーツです。日本女子チームは、オリンピック出場12チーム中、チームの平均身長は下から2番目のでした。では、日本女子チームは、なぜ銀メダルを取ることができたのでしょうか?それは、2つの理由があるのかなと私は、感じました。その1つは、他の武器を身につけたからだと思います。高さで劣る日本女子チームは、スピードと3ポイントシュートという武器でこの圧倒的な不利を克服したのです。自分たちの弱点を理解し、そこに嘆くのではなく、自分達にしかない武器を見つけたのです。そして、2点目は、絶対に優勝するという目標のもと、自分たちを強く信じていたからです。本来の日本女子チームの世界ランキングは、世界で第10位。優勝はもちろん、決勝リーグ、そもそも、母国開催でなければオリンピックに出場することも難しいチームでした。そんなチームをホーバス監督は、「優勝するぞ!」と選手を常に鼓舞し続け、それに選手が応え「絶対に優勝する」とチームが一丸になったからこその結果だと思います。

 皆さんも、誰かと比べ、劣っているところに目を向けるのではなく、自分にしかない「優れているところ」を見つけましょう。必ずあります。「自分にはそんなものない」と今思った人、まずは、気持ちが大事です!絶対に不利な状況であっても自分を信じて、頑張りましょう。そうすれば必ず結果は、ついていきます。コロナの関係でこの先も苦労することがあると思いますがこの気持ちを忘れずに2学期も元気に学校生活を送っていきましょう。

 これで生活指導部の話を終わります。