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東京都立立川国際中等教育学校

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2021/03/30 タチコクギャラリー

3月25日(木)令和2年度修了式

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【校長講話】

3月13日に149名の第8期生が卒業し、新たなそれぞれの道に進んでいきました。コロナ禍で制限のある卒業式でしたが、第8期生の皆さんがそれぞれの道に巣立っていきました。いくつかの制限のある中でも、とても素晴らしい式でした。在校生の皆さんも、それぞれ進級し、新たな道に進みます。この人生の大きな節目を大切にしてください。

以前、竹の成長の早さの理由についてお話ししました。その成長の早さの秘密は節に隠されていたのですね。

今学期、5年生と校長室で校長面接を行ったのですが、このことを覚えている生徒もいて、とても嬉しかったです。飛躍するためには節目を大切にすることです。今年度はコロナ禍で多くの行事が中止となり、部活動も思うように練習ができず、さらには、学習面でもHomeStayや分散登校で十分に行えず辛い思いをしたと思います。

先生方も同じ気持ちでした。Onlineでの授業、HR活動も行ってきました。私は、こういう時こそ、前を向くことが大切であると考えます。ポジティブとまでいかなくても、前を向いて、考えてください。この節目に来年度の目標を立て、計画を立て、目標を見据えることが大切です。

最後に、この春の長期休業日中も、不要不急の外出を控え、新型コロナウイルス感染症対策をしてください。緊急事態宣言は解除されましたが、東京都の感染者数は、依然として多い状態です。「感染しない、感染させない」をモットーに高い意識を各自が持つようにしてください。これまで通り、引き続き新型コロナウイルス感染症対策、三密の回避、ソーシャルディスタンスの確保、手洗い、消毒、健康チェック、黙食等の徹底を続けること。一人一人がルールを守るが大切です。

 

【生活指導部より】

おはようございます。生活指導部より3点、お話をします。

1点目は「安全」についての話です。毎年、春休みになると高校生や中学生が交通事故に遭うというニュースが見られます。先月も東京の高校生二人がバイクを運転中にお互いに激突し、死亡するという事故が起こりました。春休みで友達と遊ぶことも増えるかと思います。その時に気をつけて欲しいことは、話に夢中になり周りが見えなくなることです。これは、交通事故だけでなく、周りに迷惑にならないようにするためにも大切なことです。気をつけてください。自転車に乗る機会も増えると思います。その際は、交通マナーを守り、被害者だけでなく加害者にもならないように安全運転を心がけましょう。さらに登下校の際、自転車通学の後期生の皆さんには、自転車の保険に加入してもらっていますが、前期生も含め家の周りだけで使う人も保険に入るようにしましょう。また、長期休業中は、家にいる時間が長くなり、友達と会う機会も減るのでスマホや携帯を使用する時間が増えることでしょう。その際にSNSの使用による、人間関係のトラブルや犯罪に巻き込まれないように気をつけてください。メッセージを相手に送る際には、よく考えて送るようにしましょう。これらのことに気をつけて安全な春休みを過ごしてください。

2点目、新年度に向けて意識を変える準備をしてください。5年生は、来年度いよいよ本格的に受験に向けて、全員で目標に向かい頑張っていく1年になります。4年生は、5年生になるのと同時に行事や部活動などで学校の中心となり活躍する機会が増えることでしょう。3年生は、後期生となり自分で物事を選択する機会が増え、自分の行動に責任をもつことが今まで以上に必要になってきます。2年生は、前期生の最上学年・3年生となります。後輩たちの良き見本となるべく恥ずかしくない行動を心がけてください。1年生は、4月に後輩が出来ます。皆に助けられることが多かった、お客さんのような状態から学校を動かしていく立場に変わります。このような点で、意識を変える準備をしてください。

そんな皆さんに紹介したい言葉があります。野球選手で日本ではジャイアンツ、アメリカのメジャーリーグではヤンキースの一員として大活躍した。松井秀喜さんという方がいます。その方が大切にしている言葉です。「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」皆さんも「心」つまり意識を新年度に向けて変えて、より成長して行きましょう。

3点目は、私が生活指導主任としてこの一年で感じたことについてお話します。 立川国際の教育目標には、「国際社会に貢献できるリーダー」という言葉が出てきます。リーダーにとって必要なスキルの一つとして、コミュニケーション能力があげられます。コミュニケーションで大切なのは挨拶です。私は、この1年、機会があるたびに皆さんに「挨拶をしましょう。」という話をしてきました。年度当初の頃よりも、私が挨拶をすると、多くの生徒が挨拶を返してくれるようになったと感じています。ただ、自分から元気よく挨拶してくれる人は、まだ非常に少ないです。もっともっと多くの生徒が、自分から元気よく挨拶をするようになると立川国際がより盛り上がると思います。立川国際は皆さんが過ごしていく学びの場所です。皆さんの力でより盛り上げ過ごしやすい場所にしていって欲しいと思います。

最後に、今日配布した「春季休業中における諸注意」にも、同じようなことを掲載しました。この後、各クラスで確認すると思いますが、自分でもしっかりと読んでください。次年度もこれからも皆さんには常に「最高の自分を目指して」学校生活を送ってもらいたいと思います。それでは、また新学期、元気な皆さんに会えることを期待しています。以上で、生活指導部の話を終わります。