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【SSH】アメリカ合衆国海外研修② ロサンゼルス編
世界の大学を訪ね、「自分の将来」を考える(R8.8.20-23)
SSHアメリカ合衆国海外研修。前半のサンディエゴでの研修を終え、生徒たちは次の舞台、ロサンゼルスへと向かいました。
サンディエゴでは、英語による研究発表や現地の高校生・大学生との交流を通して、自分の考えを伝え、異なる視点に触れてきた生徒たち。
後半では、UCLA、Caltech、USCなど世界トップレベルの大学・研究環境を訪れます。その道中にも、今回の研修を象徴する大切な出会いがありました。
世界で活躍する先輩、そしてアメリカでの再会
サンディエゴからロサンゼルスへ向かう途中、本校卒業生のお宅を訪問しました。
自分たちと同じ立川高校で学んだ先輩が、アメリカで生活し、社会で活躍している。その姿を実際に見て話を伺うことができたことは、生徒たちにとって、「世界を舞台に活躍する」ということを、自分自身の将来の可能性として考えるきっかけとなりました。
また、6月に来日し、本校にも来てくれたFountain Valley High Schoolの生徒たちとも、ここで再会することができました。
日本で始まった交流が、今度はアメリカでの再会へ。
以前の交流で出会った同世代の仲間と、今度は彼らの暮らすアメリカで再び顔を合わせ、言葉を交わしました。一度限りの国際交流ではなく、そこで生まれたつながりが国を越えて続いていくことを実感できたことも、生徒たちにとって大切な経験となりました。
海外で活躍する先輩との出会いと、同世代の仲間との再会。世界とつながることが、少しずつ自分たちにとって身近なものになっていきました。

世界の研究者を前に、再び英語で研究発表
UCLAでは、現地で研究を行う日本人研究者の方々から、海外で研究することや、それぞれのキャリアについてお話を伺いました。
その後、生徒8名が自らの課題研究を英語で発表。発表後には、研究者から英語で質問や講評をいただきました。
テーマは実にさまざまです。理数分野に限らない幅広い探究を海外で発信できることも、立川高校のSSHにおける探究活動ならではの経験です。
今回UCLAで発表した生徒たちにとって大きかったのは、前半のサンディエゴで、仲間の研究発表と、それに対する現地研究員との質疑応答を間近で経験していたことです。どのように研究を伝えるのか、どのような問いが投げかけられるのか。そこで多くを学んだ上で、自分たちの発表に臨むことができました。
仲間の挑戦から学び、それを次の挑戦へつなげる。
8日間を通して、生徒同士の学びがつながっていったことも、今回の研修の大きな成果となりました。


世界トップレベルの大学で「研究すること」を考える
Caltechでは、キャンパスを巡りながら、現地の研究者からアメリカでの研究生活や先端研究、進路選択についてお話を伺いました。
ランチ交流では、生徒自身の課題研究についてアドバイスをいただいたほか、大学での学びやその先の進路についても直接質問することができました。
USC(南カリフォルニア大学)では、キャンパスや研究施設を見学するとともに、教授による英語での講義を受けました。問題の表面だけを見るのではなく、その根底にあるものを理解し、創造的に解決策を考えていくという考え方に触れ、**「何を研究するか」だけでなく、「どのように問いを立て、考えるか」**という、これからの探究活動にもつながる視点を得ました。
世界トップレベルの大学を実際に歩き、そこで研究する人々と言葉を交わすことは、大学で学ぶことや研究することを、自分自身の将来と重ねて考える機会となりました。
「海外の大学」が現実の選択肢に
今回の大学訪問は、生徒たちの進路観にも変化を与えました。
現地で出会った学生や研究者の姿から感じ取ったのは、自ら情報や機会を探し、新しい環境へ飛び込んでいく行動力でした。
研修前には「海外大学への進学」を遠い選択肢と感じていた生徒も、実際に大学を歩き、日本から海外へ進学した人や、海外で研究・仕事をしている人の話を聞くことで、準備と挑戦を重ねれば目指すことのできる選択肢の一つとして捉えるようになりました。
世界で活躍する卒業生との出会い、大学で学ぶ学生や研究者との対話。それぞれの生き方に触れたことが、生徒たち自身の「これから」を考えることにつながっていきました。


科学を「学ぶ」から「伝える」へ
グリフィス天文台やカリフォルニアサイエンスセンターも訪問しました。
グリフィス天文台では、宇宙について学ぶだけでなく、難しい科学を一般の人々にどう分かりやすく伝えるかという「科学を伝える力」にも目を向けました。
カリフォルニアサイエンスセンターでは、体験型の展示を通して、生物、物理、天文など幅広い科学を体感しました。生徒からは、知識を得るだけでなく、実際に体験することでより深く理解できたという感想も寄せられました。


8日間の経験を、次の挑戦へ
「受け身で待つのではなく、自分から行動することで得られるものがたくさんあるのだと実感した。」
「今まで漠然と海外で勉強したいと思っていたが、今回の研修で様々な方の体験談を聞けて、海外留学に対しての解像度が一気に上がった。」
「この研修がなければ得られなかった新たな視野を持つことができ、私の進路に大きな変化を与えてくれました。」
8日間を通して、生徒たちは研究、英語、文化、そして多様な生き方に直接触れました。
サンディエゴからロサンゼルスへ。自分の研究を伝え、仲間の挑戦から学び、さまざまな人と出会い、新しい考え方に触れる。その一つひとつの経験が、生徒たちにとって、自分自身のこれからを考える機会となりました。
参加した生徒たちは、この経験を「これからの生活や人生を変えるもの」と捉え、研修で学んだことを自分だけの経験にとどめず、周囲にも広げていきたいと振り返っています。
世界に出て、自分で見て、人と話し、自分の研究を伝える。
そして、そこで得た学びや出会いを、次の挑戦へとつなげていく。
この8日間で広がった視野とつながりを、これからの課題研究や学校生活、そして一人ひとりの進路へとつなげていきます。