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2026/04/10 学習活動・探究活動
令和7年度「生物科企画 西表島フィールドワーク」
3月26日(木)~29日(日)の4日間の日程で、西表島フィールドワークを実施しました。
1、2年生から希望者を募り、選抜された生徒が参加しました。
事前学習では、西表島の自然や生態系について校内教員からのレクチャーを受けるとともに、各自が関心をもつテーマについて調べ、発表を行い、現地での実習に備えました。
実習期間中は天候の変化もありましたが、自然環境そのものを体感しながら、予定していた研修をすべて実施することができました。西表島ならではの生物や景観に数多く出会う充実した4日間となりました。
=研修内容=
○1日目 海岸植生の観察(中野の浜)
西表島到着後は、中野の浜にて海岸植生の観察を行いました。
海岸に特有の植物がどのような環境条件に適応して生育しているのかを観察しながら、砂浜の微地形や漂着物についても学びました。生徒たちは、強い日射や潮風といった厳しい環境の中で生きる植物の工夫に着目し、熱心に記録を行っていました。![]()
○2日目 マングローブ・亜熱帯多雨林の観察(浦内川)
2日目は、浦内川流域にてマングローブ林および亜熱帯多雨林の観察を行いました。
午前中は雨が降ったりやんだりする天候の中での活動となり、高温多湿な環境を実際に体感しながら森の中を進みました。生徒たちは、亜熱帯多雨林特有の植生や林床環境を、気候条件と結び付けて理解する貴重な機会となりました。
午後は天候が回復し、風も穏やかな絶好の条件のもと、カヌーを用いた観察を実施しました。水面近くからマングローブ植物を観察することで、オヒルギやメヒルギなどの特徴をより詳しく確認することができ、景観と生態系を同時に学ぶ時間となりました。![]()
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○3日目 亜熱帯多雨林の観察(イナバ林道)・西表野生生物保護センター見学
3日目の午前中は、イナバ林道にて植生観察を行いました。
林道沿いでは、亜熱帯地域に特徴的な樹木やシダ植物、つる植物などを観察し、森林構造や植物相の多様性について理解を深めました。
午後は、西表野生生物保護センターを見学しました。館内では、イリオモテヤマネコをはじめとする西表島固有の野生生物について、展示や解説を通して学習しました。また、希少な生物を守るための調査・保護活動や、人と自然が共存するための取り組みについても知ることができ、生徒たちは自然環境の保全の重要性を改めて認識する機会となりました。![]()
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○4日目 まとめ・帰路
最終日は、これまでの観察や体験を振り返りながら、西表島を後にしました。
生徒たちは、教科書や写真だけでは得られない「本物の自然」を五感で感じ、多くの学びと気づきを得ることができました。本フィールドワークで得た経験を、今後の探究活動や学習に生かしていくことが期待されます。![]()